約 2,512,797 件
https://w.atwiki.jp/monmas_x/pages/1707.html
ランスドラゴン 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) ドラゴン 魔法 光 ★4 15 1608 877 2111 961 988 気高き大槍竜 【全】HP1.85倍+魔力1.3倍 詳細 アビリティ 【個】HPが300アップ 【個】防御が150アップ 【個】魔力が600アップ 【個】HPが600アップ 【個】沈黙耐性が14%アップ ★4スキル ホーリー 【魔】敵単体に光属性魔法 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/7d2020-2/pages/94.html
CHAPTER3 蘇る狂気 ※このページはまだ書きかけです。 CHAPTER3 蘇る狂気攻略チャート1.国会議事堂 2.渋谷 繁花樹海 ~宮下公園脱出 3.渋谷 繁花樹海 宮下通り~宮下路地 4.渋谷 繁花樹海 宮下路地北 5.渋谷 繁花樹海 道玄坂 6.渋谷 繁花樹海 駅前交差点 CHAPTER3 クエスト他マッドベアーの大繁殖! 六本木に化け物が出現! 集団自殺を止めて! ワクチンが足りません… バザー 攻略チャート 1.国会議事堂 お弁当が届いています。とらなくてもかまいませんが、とらないと溜まっていくだけの仕様なので、なくなるわけではありません。 キリノからの弁当 失敗弁当 1個 ムラクモ会議で改修案が増えています。 改修案 報酬 必要条件 必要Dz 武装拡張案 LV4 新製品の追加 LV3を改修済 20Dz 居住区C改修案 EXPボーナス 居住区Bを改修済み 4Dz 研究区LV2改修案 スリープカット LV1を改修済み 6Dz パーティメンバーにサムライ、サイキックがいるなら、居住区C改修案を採択しましょう。 バザーに武装拡張案で買える武器よりもランクの高い武器がでます。 また、改修による報酬のEXPボーナスは使用後一回目の戦闘の獲得EXPが1.3倍になるというすぐれものなので、こちら目当てで改修するのも。 研究区改修で貰えるスリープカットは帝竜や道中のドラゴン戦で役に立ちますが、スリープガード×2でも代用可能です。LV3改修も含めてあえて着工せず、Dzを温存するのも手です。 また、ここまでに出る救助者(居住区C改修によるクエストも含む)を全て救助していると30人に達しているはずです。 研究区のシブキに話しかけると『育成セットII』がもらえます。エクスアッパー、SPアップ500×2個のセットです。 身支度を済ませたら、ムラクモ本部へ。 渋谷/繁花樹海へいけるようになります。 渋谷へ行くと暫く帰ってこられないのでマナ水など、回復アイテムは多めに持っていきましょう。 2.渋谷 繁花樹海 ~宮下公園脱出 プロローグのクエストで通ったのと同じ道を進んでSKYのアジトを目指しましょう。 マップの踏破状態がリセットされ、エンカウントするようになっています。 宝箱も設置しなおされているので回収しましょう。 イノ・グチのいるあたりまでいくとイベントが起こり強制的に移動します。 また、ここから一時的に脱出キットやイグジットで議事堂へ戻ることが出来なくなります。 駅前交差点まで戻り、マップ左側から道玄坂方面へ向かいましょう。 道玄上路地へ入り、!マークのところへ。 近寄るたびに逃げていくので、その方向へ追いかけていきましょう。 選択肢 結果 優しく声を掛ける ストーリーが進行する 捕まえてみる ストーリーが進行する 先に進むことは出来ないので、SKYのアジトへ向かいましょう。 駅前交差点へ出るとイベント。 スリーピーホロウと戦闘になります。 4ターン目で戦闘終了になるので、守りを固めて耐えましょう。 渋谷通りにドラゴン3体が配置されます。 密集しているので、3体にまとめて乱入されないよう離れてからエンカウントする、雑魚戦で1匹ずつおびき寄せるなど工夫をしましょう。 徘徊タイプ ドラゴライアーン 徘徊タイプ ドラゴライアーン 徘徊タイプ ドラゴライアーン ① 宝箱 ヒールエアロII 5個 ② 宝箱 ポワゾル 3個 ③ 宝箱 メディスII 4個 ④ 宝箱 ナノファイン 3個 スリーピーホロウ復活後、タオがスリープガードが入った宝箱を設置してくれます。 また、マンホール内にトリックスターの武器、救助者がいるのでついでに寄っていきましょう。 周囲警戒アクティブタイプ スタブドラグ 中央シンボル 徘徊タイプ ドラゴライアーン 南側シンボル 徘徊タイプ ドラゴライアーン 北側シンボル ① 宝箱 スモークグレネード 4個 ② 宝箱 ヒールエアロII 4個 ③ 宝箱 メディスIII 5個 宝箱 スリープガード 1個 マンホール内 宝箱 クファンジャル 1個 救助 ハマチ 3.渋谷 繁花樹海 宮下通り~宮下路地 ムラクモ本部へ戻りイベント。宮下公園前の入り口が解放されます。 駅前交差点の入り口は封鎖されていて入れません。 入り口でイベントがあり、選択肢。会話変化のみです。 選択肢 結果 どっちが先に設置するかな ストーリーが進行する 冷静にな ストーリーが進行する ① 宝箱 SPアップ200 1個 ② 宝箱 ヒールエアロIII 3個 救助 隠れていた男 救助 はぐれた女 マンホール内 ① 宝箱 ブラッドギア 1個 ② 宝箱 SPアップ300 1個 周囲警戒アクティブタイプ スタブドラグ 中央シンボル 徘徊タイプ ドラゴライアーン 南東シンボル 周囲警戒アクティブタイプ スタブドラグ 東側シンボル 徘徊タイプ ドラゴライアーン 北側シンボル ① 宝箱 ヒールエアロII 4個 ② 宝箱 Az 1000Az 4.渋谷 繁花樹海 宮下路地北 入ってすぐのところにいる壁タイプのドラゴン、ティラノザウラスは攻撃力やLFの高い強敵です。 暴君の咆哮で物理防御が下がるので、LFに余裕があればその間に押し切ってしまうのもよいでしょう。 東側出口あたりにアコがいてLFとMNを回復してくれます。 壁タイプ ティラノザウラス 南側シンボル 周囲警戒アクティブタイプ スタブドラグ 北西シンボル 周囲警戒アクティブタイプ スタブドラグ 北東シンボル ① 宝箱 黄金銃 1個 ② 宝箱 ナノホープ 4個 救助 おびえていた男 コンフュカッター設置ポイントがあります。 宝箱 竜蒼水 4個 5.渋谷 繁花樹海 道玄坂 脱出ポイントあり ここからシンボル内容が変わります。ブラックホーンはすばやい上攻撃力も高い難敵です。 南側から道玄上路地へ出られますが、壁ドラゴンがいて通れなくなっています。 北側通路にいるドラゴン2体のうち、壁ドラゴンは乱入してこない為、徘徊タイプのブラックホーンから先ににやりましょう。 どうしても後回しにしたいのなら、徘徊タイプが西のほうへ行っている間にエンカウントしましょう。 徘徊タイプ ブラックホーン 南側シンボル 徘徊タイプ ブラックホーン 北西シンボル 壁タイプ ティラノザウラス 北東シンボル 宝箱 ヒールエアロIII 4個 地下道内 宝箱 アタックリングII 1個 救助 アキノ 救助 ミヨシ 北側中央あたりにコンフュカッター設置ポイントがあります。 徘徊タイプ ドラゴライアーン 徘徊タイプ ドラゴライアーン ① 宝箱 SPアップ200 1個 ② 宝箱 ナノファイン 3個 ③ 宝箱 レージングウェア 1個 壁ドラゴンを倒すと脱出ポイントからのショートカットができるようになります。 ただしエンカウントする際に、徘徊タイプのドラゴンが乱入してこないよう接触するタイミングに注意をしましょう。 徘徊タイプ ブラックホーン 東側シンボル 壁タイプ ティラノザウラス 北側シンボル 徘徊タイプ ブラックホーン 西側シンボル 周囲警戒アクティブタイプ スタブドラグ 南側シンボル ① 宝箱 スモークグレネード 2個 ② 宝箱 キラーバンド 1個 救助 オチ隊員 道玄坂の南側に出て、4個目のコンフュカッターを設置したら駅前交差点へ。 いよいよスリーピーホロウと戦闘です。 6.渋谷 繁花樹海 駅前交差点 駅前交差点に出るとすぐ戦闘になります。 半分程削るまでは、毒りんぷんやダブルクローで攻撃をしてきます。 2ターン目で力溜め後、3ターン目で発狂飛行をしてきます。全体物理でそこそこ痛いものの、今回はコンフュカッターのおかげで錯乱の追加効果はでることがありません。 約6割削った翌ターンは、力溜めをしていようと睡眠リアクト→睡眠りんぷんをしてきます。 ここにきてはじめてでてきたリアクトとは、特定条件を満たすとそのターンの最後にエクストラターンが追加され、再度行動できるというものです。 ドラゴンなので、エクストラターンも2回行動し、スリーパーロックオン→毒爪ついばみ(単体2回攻撃)で大ダメージを与えてきます。 スリーピーホロウのリアクト条件はこちらのメンバーのいずれかに睡眠を付与するとリアクトですので、リアクトを完全に防ぎたいのであれば研究区LV2改修の報酬であるスリープカットを装備する、または武装拡張案LV4で販売が開始されるスリープガードを二枠付けるなどの対策をしましょう。 対策さえ完璧ならリアクト始動、睡眠りんぷん共に無駄行動となるため、前半戦よりも楽になります。エグゾーストを使うなら前半戦の内がいいでしょう。 サムライの飛天斬りや、トンボ斬り、トリックスターの銃スキル、アイドルのVスキル全般、そして炎属性が弱点なのでそれらをメインに削っていきましょう。 スリーピーホロウ検体を取った後イベント。選択肢があります。 選択肢 結果 水臭いことを言うな ストーリーが進行する 頼りにしてるぞ ストーリーが進行する 部屋に戻るとネコ、ダイゴからお弁当が届いています。 ネコからの弁当 からあげ弁当 1個 ダイゴからの弁当 ひのまる弁当 1個 チャプター4へ CHAPTER3 クエスト他 クエスト名 依頼者 報酬 発生条件 マッドベアーの大繁殖! 一般人 取り乱すマダム 1500AzSPアップ200 居住区C改修依頼者の救助 六本木に化け物が出現! NGO チェロン 500AzSPアップ300 居住区C改修 集団自殺を止めて! NGO ヒロエ SPアップ100ナのホープ 居住区C改修 ワクチンが足りません… 一般人 ナミ SPアップ100ヒールエアロIII×3 なし マッドベアーの大繁殖! クエストオフィスで告知を見た 居住区Cにいる取り乱すマダムに話を聞こう居住区C右側の部屋、右奥にいます。 取り乱すマダムから話を聞いた 六本木に出現した魔物を倒そう六本木中流18階から入り、マップ下の方のエレベータから降りましょう。 マッドベアー×3と戦闘。ちょっとだけ強い雑魚です。 マモノを倒した 取り乱すマダムに報告しよう 六本木に化け物が出現! クエストオフィスで告知を見た 救難信号の出た六本木に向かおう六本木中流18階から入り、すぐそばのエレベータで上階に上がりましょう。マップ中央あたりに!マークがでているはずです。 デストロイドラグと戦闘。全体に低確率で行動不能が付くマッスルアイがちょっと危険。攻撃力が高いので、後衛が沈められないように注意しましょう。炎が弱点なので、サイキックのフレイムが有効です。 救助 硬派な男 救助 健気な少女 六本木で市民を救助した チェロンに報告しよう 集団自殺を止めて! クエストオフィスで告知を見た 居住区Cにいるヒロエから話を聞こう居住区C入ってすぐ右側にいます。会話中選択肢 選択肢 結果 有名人だっけ? クエストが進行する 全く知らないな クエストが進行する ヒロエから話を聞いた 研究区のPCを調べよう研究区左の部屋、マッドな研究員の下のPCを調べましょう。 アラン・スミシーが自殺志願者を集めている 止めに、東京地下道に行こう横洞エリアXを抜け、メトロ構道へ。会話中選択肢。 選択肢 結果 自殺なんて馬鹿なことを! クエストが進行する 何のために命を助けたと? クエストが進行する 救助 ウツロメ 自殺志願者を救助した ヒロエに報告しよう ワクチンが足りません… クエストオフィスで告知を見た 医務区にいるナミから話を聞こう医務区左の部屋、左奥にいます。 ナミから話を聞いた 六本木に出現するサンキャンサーから輝く中腸腺を採取しようドロップ率は割といいのですぐ手に入ります。すでに持っている場合はもう一度話しかけましょう。 バザー 居住区C改修で武装改修案より高性能な、サムライ、サイキックの武器がバザーされます。 また、居住区Aで『救急セット3』、ストーンカット。居住区Bで『食材セット』、SPアップ300が新たにバザーされます。 居住区C改修によるバザー品 価格 薄幸そうな少女 メディスIII、ヒールエアロIIIストナル 5個10個 1500Az シスター見習い ストーンカット 1個 1500Az 意地悪そうな女 食材セット 8個 1000Az マニックスの店長 SPアップ300 1個 700Az 商売上手な女 正宗 1個 2000Az 丁寧な少女 ケルベロス 1個 2000Az
https://w.atwiki.jp/7d2020-2/pages/82.html
風林重ねはアイドルの音波攻撃にも反応する模様 - 名無しさん 2013-04-29 16 23 31 十六手詰めの説明文、「頂戴」ダメージとなってしまっています。 - 名無しさん 2013-04-29 22 45 10 八双大蛇突き、奥義、秘奥義ざっと追加。倍率は検証によるものです。 - 名無しさん 2013-04-30 05 11 13 終盤の抜刀主力だからいいんじゃないかな。 - うにゅほ 2016-03-06 13 32 19 十六手詰め、抜刀の紡ぎ・転、修羅の貫付けざっと追加。倍率は検証によるものです。 - 名無しさん 2013-04-30 12 43 01 シード狩りができないのは十六手詰めも同じじゃない?てか、居合状態ではシード狩りはできないと思う。 - うにゅほ 2016-07-18 04 06 47 もろもろざっと追加。倍率は検証によるものです。 - 名無しさん 2013-05-03 04 12 06 練気手当の回復量追加など。倍率は検証による。 - 名無しさん 2013-05-05 15 26 30 必要SP、MANA、備考欄埋めた。あとは攻撃力の検証とかたのむ - 名無しさん 2013-05-05 22 36 35 天地断ちの習得にあたってのイベントのバトルの推奨レベルはどのくらいでしょうか? - 名無しさん 2013-05-06 17 26 36 lv75くらいかな?守備をしっかり固めておけば問題ないと思う - 名無しさん 2013-05-06 23 15 14 練気とリアクトしっかり伸ばせば運も絡むけど65で行ける。少なくとも俺は行けた - 名無しさん 2013-05-07 00 14 19 67くらいでもミルロメディスとリアクトを駆使して、不動十六手+特大からあげ不動散々桜で倒せる。行動パターンにもよるけど、3~4回もリトライすればイケた。 - 名無しさん 2013-05-07 00 23 17 とりあえずリアクトあればなんとかなる。逆にリアクト無いと高レベルでもきっつい - 名無しさん 2013-05-07 11 09 15 6章イベント解放直後でやるよりも7章入ってからの取得がお勧めです(武器+防具的に一気にグレードアップできるので)。後余談になりますが回避装備(風魔胴衣改+零式リング+フェザーリングII)で戦うと結構回避できます - 名無しさん 2013-05-07 20 14 29 ↑間違えました…誤:6章~7章入って 正:チャプター7でやるよりチャプターX入ってから。 ちなみにLV70 回避装備テスト1回目 奥義使用無し(というかEXゲージを満タンにし忘れた)で勝てました。 - 名無しさん 2013-05-07 20 53 40 質問をした者です。回答してくださった皆様、ありがとうございました。参考にさせていただきます。 - 名無しさん 2013-05-08 19 11 36 ドーピング弁当はじめアイテムを惜しみなく使えば勝機が見えるね。自分はドラゴン幼体を使って不動散々桜2連発で倒した。前作でもそうだけどスタート時から秘奥義用のリアクトや練気を伸ばしておかないと辛いし他職クエストに比べて難易度高いわ - 名無しさん 2013-05-14 23 36 58 LIFE300、刃下3or4程度、練気7前後があればLv60台で突破可能。 風魔胴衣改、零式リング、スウェーリングを装備して回避したターンに攻めるといい。 - 名無しさん 2013-06-07 09 00 50 回避だと2回攻撃の1撃でリアクト発動して1撃を避けるのパターンが出ると一気に優勢になるね。アクセ欄に回避入れるか心得入れるかで迷うけど - 名無しさん 2013-06-08 19 21 43 ラスダンで拾った物理防御特化鎧とガードリングIII*2で回復が2ターンに1回で済む - 名無しさん 2013-10-25 12 05 27 木があったのでこちらに… Lv65サムライ転身ボーナスATK6 装備「絶刀泉美」「風魔胴衣改」「ガトウの腕章」「スウェーリング」 スキル「Lv1LIFEボーナス」「Lv1収刀の紡ぎ」「Lv5不動居」「Lv10十六手詰め」「Lv5刃下のリアクト」「Lv10練気手当」「乱れ散々桜」で、勝利。 回避運ゲーでリアクトによる再行動はアイテムでの回復。 - 名無しさん (2019-05-09 17 16 34) ミスに気付いた「十六手詰め」はLv5が上限だった…。 追記、「Lv5不動居」を使った「Lv5十六手詰め」×2「乱れ散々桜」×1で倒せた。 - 名無しさん (2019-05-09 17 25 54) 宵待ちの型の倍率追加。検証しました。 - 名無しさん 2013-05-14 21 16 34 スキル LIFEボーナスのボーナスを最大限に得るためには、やはりLv.99になってから上げた方がいいですよね? - 初書き込み 2013-05-16 04 47 49 いつ上げても変わらないのでは? - 名無しさん 2013-05-16 06 42 42 レベルごとの最大HPに倍率がかかるのでどのレベルで習得しても効果は同じですよ - 名無しさん 2013-05-16 07 59 21 そのなのか!?教えてくれてありがとう - 名無しさん 2013-05-17 00 19 32 サムライイの場合、転身でMATを上げる意味はあまりない?風林重ねのダメージ値にはMATは関係無いようですし、練気手当の回復量が増えるくらいか? - 名無しさん 2013-08-03 11 17 14 サムライイではなくサムライだよ? - うにゅほ 2016-06-11 20 37 04 サムライがサプライズスマッシュで盲目になりアイスモーフドラグの加速準備で回避率を上げられたら宵待ちの型でミスが出ました。ダウンロード版です - 名無しさん 2014-01-06 09 40 31 それはつまり、よけられたのでは?私はパッケージ版なんだけど、サムライ盲目状態、モーフドラグ系の加速により宵待ちの型で敵によけられた。 - うにゅほ 2016-03-06 13 38 50 スキル一覧補完しました - 名無しさん 2014-03-22 09 01 56 不同居で一応MATKに補正がかかるみたいですが練気手当の回復量が増えたりはしないですよね?不同居のMATK上昇メリットって何かあるんですか? - 名無しさん 2014-03-26 13 56 48 刃下のリアクトもサイキックのデッドマンズリアクトと同様立て直しになるよ。回復や蘇生でチャラはサイキックのデッドマンズリアクトも同じじゃない? - うにゅほ 2016-03-06 13 30 18 山又大蛇突きと十六手詰めどちらが終盤のドラゴン狩り主戦力となってどちらが価値なしになるのは縛りプレイと個人差があるのでは。 - うにゅほ 2016-09-24 22 37 49 八双と競合してるのは十六手詰めじゃなくて同じ抜刀技の閂オロシ。少々威力が劣るだけで出血効果付きで消費マナも必要SPも少ない閂オロシの方が3倍くらい価値がある。縛りプレイは勝手にやれ。 - 名無しさん 2016-09-26 18 02 34 それはわかってる。抜刀か居合かで使えるスキルが決まるのさ。あたしはいつも抜刀縛りでやってるから最強袈裟斬り(八又大蛇突き)でドラゴン狩りの仕上げをしている。 - うにゅほ 2016-12-10 16 20 19 八双と競合してるのはサイボーグチルドレンのしかけばくだんポジションの宵待ちの型だろ。 - うにゅほ 2017-01-20 05 46 16 いやいやあたしが言ってるのは抜刀縛りか居合縛りかの話であって、とりつきの話じゃない。 - うにゅほ 2017-02-09 01 24 18 八又でしたね、失礼。袈裟斬り。 - うにゅほ 2016-12-10 16 21 02 燃費的には袈裟斬りの八又大蛇突きと宵待ちの型の十六手詰めは変わらんぞ(どちらも消費フラワーポイント10)。 - うにゅほ 2017-01-20 05 49 20 崩し払いが真価を発揮するのは、状態異常ダガー持ちのトリスタと組んでる時だと思ったが…サイキのほうが相性いいのか - 名無しさん 2016-10-11 17 10 43 自分のサムライは抜刀縛りでやってるから終盤の主戦力として八又大蛇突き使ってる。八又は通常版乱れ桜吹雪としてみてくれればいい。 - うにゅほ 2017-09-13 04 02 02 lv1修羅の貫付けが全然発動しない。前作の35%どころじゃないな。15%くらいに感じる - 名無しさん (2018-10-07 15 50 13) おっぱい - 名無しさん (2021-07-04 15 52 50) 刃下のリアクト中に風林重ね使用→2人同時リアクト発動→リアクトターンでは風林以外のスキル使用→サムライより先に動いた仲間のスキルで風林発動 を確認。侍1アイドル2なら1ターンに全員合わせて8回攻撃も夢じゃないかも。 - 名無しさん (2021-12-29 01 34 50) ↑訂正 リアクト中サムライが先に動いて別スキル(確認時は崩し払い)発動→仲間の属性スキルでも風林出た。 - 名無しさん (2021-12-29 04 12 13)
https://w.atwiki.jp/7d2020-2/pages/104.html
CHAPTERX 神∞人 ※このページはまだ書きかけです。 CHAPTERX 神∞人 攻略チャート1.国会議事堂 2.東京スカイタワー 天望デッキ340 3.天望デッキ350 4.天望回廊445 5.天望回廊450 6.天望広場 7.真竜の領宙α 8.真竜の領宙β 9.真竜の領宙γ 10.D 境界線 11.真竜の居城 クリア後 CHAPTERX クエスト他第五小隊探索願い 怪しい鍵を拾いました… ムラクモ13班へ 絵本を読んで! クマさんを探して! 決着をつけよう! 攻略チャート 1.国会議事堂 改修案 報酬 必要条件 必要Dz 武装開発案Lv8 アタックリングIII 武装Lv7 17Dz 居住区E マインドガード 居住区D 8Dz 武装開発案を採択すると開発班三人組からラウンジに呼び出され、サイキックの武器防具&トリスタの銃入手。 消費アイテムはヒールエアロVの追加。武器防具はそろそろクエストやラウンジで準最強装備が手に入る頃なので、基本的には不要。 X章の追加クエストでサムライの武器防具も手に入るが、サムライの専用防具よりも汎用最強防具である風魔胴衣改の方が優秀。 コンフュガードも同様にマインドガードやバッドガードなどを入手するので、あまり急いで買う必要はない。 居住区の場合は、クエストを挟みつつ最終的にアイドルとデストロの武器防具入手。 改修報酬と併せてマインドガード×2、バザーでバッドガードなどのアクセも入手できる。 編成や手持ちのDzと相談して適当な改修を。 DIVAルームとターミナル改修を後回しにしているなら両方改修可能になっているはず。 全てのムラクモ会議を終わらせると、シズカから呼び出し&キングスガード入手。 自室で目覚めるとキリノからのメッセージが添えられた弁当を入手(計3個)。 キリノからの弁当 失敗弁当 2個 手作り弁当 1個 自室から出るとムラクモ本部でイベント後、東京スカイタワーへ。 2.東京スカイタワー 天望デッキ340 石化や麻痺を撒いてくるシャドウグラスが厄介。脆いので先手を取るか装備で対策。 ポイズンバードが地味にタフ+魔法耐性なので構成次第では毒を喰らう。 雑魚はベノムカットやフィジカルガード等で毒を防いでいれば問題ないはず。 徘徊はミクロドラグ。 スキルクラッシュという対象ランダム封印付き攻撃、カースファイアという呪い付き単体火属性魔法が追加。 呪いの反射ダメがとても痛いので注意。 呪い対策装備は個数限定のマインドガード、封印に至ってはバッドガードなどの全状態異常のものしか対応していない。 壁はクリミナルドラグ。 ヘッドバッドに行動封じ追加。マッスルアイでスキル封じも行う。 タイフーンラリアットにジャンプキックは相変わらず凄まじく痛い。 3.天望デッキ350 クリミナル前にミクロ2体。 クリミナルとの戦闘では増援が発生しない。EXP,SPボーナス狙いの時は注意。 階段前に緑セーブ。 宝箱 ペシュカド 1個 救助 帰ってきた男性 4.天望回廊445 中央にミクロ2体と救助者。南の廊下にクリミナル2体が徘徊。 階段手前と北の廊下にいる壁ドラゴンはドラグメガリップ。 使用する攻撃が氷属性になってる他は、今までのメガ系統と同じ。 途中でアコが回復してくれる。階段前に緑セーブ。 宝箱 コンフュガード 1個 宝箱 ヴァジュラ 1個 宝箱 アタックリングIII 1個 救助 NC・ヨコヤマ 5.天望回廊450 最初の部屋~廊下でクリミナル2体が徘徊。 広間の壁ドラゴンはデモンドラグ。1ターン目にダウナー付きブレスを使ってくるので要対策。 左右の部屋にはミクロが1体ずつと救助者。エレベーター奥の壁ドラゴンはリップ。 エレベーター手前に緑セーブと脱出ポイント。 取り逃がしがなければここの救助者で75人コンプ。 ドラゴンを全て倒していればDzも余るはずなので会議も全て終わらせられる。 宝箱 オゾナールオール 3個 救助 マナベ 救助 トミタ 6.天望広場 紋章戦。 特に苦戦する要素もないのでサックリ終わらせて先へ。 7.真竜の領宙α ここからドラゴンの強さが段違いに上昇するので注意。 空中のドラゴンはザトウドラグ。 ベノム、スリープブレスを使用。毒ダメージは58とそこそこ高い。 HPが半分を切るとローリングテンションで防御アップ。 徘徊しているのはカノンドラグ。 お馴染みのジャンプの他、マッドブレスを使用。こちらの毒ダメージは33。 移動スピードが遅いので背後を取るのは容易。 壁ドラゴンはデモンドラグ。 宝箱 こうせんじゅう 1個 宝箱 食材セット 10個 宝箱 幻爪・棗 1個 宝箱 ぐるみん634 1個 8.真竜の領宙β 突入時、フォーマルハウトの声が頭に響く。 選択肢 結果 文明を喰うためだ。 ストーリーが進行する 一体、何が目的だ……? ストーリーが進行する 円の外側を徘徊しているのはカノンドラグ。 内側を徘徊しているのはメガリップ。 空中にいるのがザトウドラグ。 それぞれ2体ずついるが、この内ザトウドラグ同士の距離が近く乱入必至。 奥義使用も念頭に置いて短期決戦を心掛けたい。 宝箱 特上ひのまる弁当 1個 宝箱 星眼 1個 9.真竜の領宙γ 突入時、フォーマルハウトの声が頭に響く。 選択肢 結果 それが…この星に来た目的? ストーリーが進行する そんな理由で…? ストーリーが進行する 前のフロアに続き、円の外側を徘徊しているのはカノンドラグ。 内側の壁ドラゴンはデモンドラグ。 奥の通路を挟むように浮いているのがザトウドラグ。 例によってザトウドラグ2体の位置が非常に近い。 宝箱 弩骨バンカー 1個 宝箱 特大からあげ弁当 1個 宝箱 ミルロメディス 2個 10.D 境界線 突入時、フォーマルハウトの声が頭に響く。 選択肢 結果 それが人間の意志だからだ! ストーリーが進行する 人間の底力をなめるな! ストーリーが進行する 左右の通路を塞ぐ壁ドラゴンはマッシブドラグ。氷弱点。 HPが減るまでは超ヘッドバッドや通常攻撃しかしてこないが、HP半分ほどでカオスアイ(単体に呪い)、超マッスルチャージを使用。 チャージの後に超バーニングラリアット(ランダム4回攻撃、火傷付与)。無対策だと壊滅級の威力。 更にHPが赤ゲージに入ると超ジャンプキックも使い始めて手がつけられなくなる。奥義を使って速やかに処理したい。 麻痺は通るが、火傷は無効(?)。 奥の通路を塞ぐようにマッシブ&ザトウドラグが2体、と前作を髣髴とさせる配置。 予め雑魚戦にザトウを乱入させて排除するか、正面から突っ込んでザトウを乱入させつつマッシブを奥義で瞬殺するか。 自信があるならボーナスを使用しつつ後者を選んでみてもいいだろう。 奥に最後の脱出ポイント。 宝箱 フィクスエアロ 2個 宝箱 ポワゾルオール 1個 宝箱 ドラグーン 1個 宝箱 ミルロメディス 3個 11.真竜の居城 フォーマルハウト戦。 三連戦となるが、3戦目は実質イベント戦のようなもの。 呪いで再行動する「カースリアクト」があるので呪い対策が必要。 また、凍傷に混乱と錯乱とスキル封印も使ってくる。 一通り回収済みならばキングスガード、バッドガード、マインドガードx2が揃っているはず。 スキル封印は前者二種類でしか防げないので、PTの要となるキャラにはキング&バッドガードを優先して回しておく。ハッカーがいるならBイレイザーは切らさないように。 デストロがいるなら1戦目は爪、2戦目は牙で攻撃してくることを覚えておこう。 撃破後、スカイタワー前で 選択肢 結果 最強のソルジャーだな ストーリーが進行する 最高の仲間だよ ストーリーが進行する 自動的に議事堂へ 選択肢 結果 キリノも頑張ったよ ストーリーが進行する ちょっと目が赤いけど? ストーリーが進行する 議事堂内での会話が変化。 本部前のキリノに話しかけるとエンディング 選択肢 結果 仕方ないなぁ! ストーリーが進行する それがヒーローの務めだ ストーリーが進行する クリア後 クリアデータで外に出ると幻影首都が出現。 30Dzを持って行くと入れるようになる。 CHAPTERX クエスト他 クエスト名 依頼者 報酬 発生条件 第五小隊捜索願い NGO チェロン SPアップEX風魔胴衣改 怪しい鍵を拾いました… NGO チェロン AZ1000SPアップ500 ムラクモ13班へ SECT11 イズミ AZ5000SPアップ300×3 絵本を読んで! ムラクモ マリナ フィクスエアロ×3 クマさんを探して! 一般人 しっかりした子供 AZ10 決着をつけよう! SKY ネコ・ダイゴ マインドガードSPアップ500 『クマさんを探して!』クリア 第五小隊探索願い 上層640から出発、右上のジャンプポイントへ移動→クエストマークで雑魚3連戦 燃料が落ちる敵3連戦。 選択肢 結果 本国へはまだ帰らないのか? クエストが進行する 人数が少なくなってるけど… クエストが進行する 選択肢 結果 やっぱり一緒に戦えないのか? クエストが進行する 頼む、議事堂に合流してくれ クエストが進行する 救助 フランク 怪しい鍵を拾いました… チェロン→ムラクモ居住区左下→チェロン とある人物の日記を見れる。 その後、チェロン報告時に選択肢。 選択肢 結果 名前が無くて分からなかった クエストが進行する それは秘密だ クエストが進行する ムラクモ13班へ 10班部屋のイズミ→講堂前広場右下で拾い物→イズミ クリア後マイルームの弁当を調べるとラウンジでサムライ武具入手 絵本を読んで! マリナ→居住区D左部屋で「絵本・にんぎょひめ」を選択→マリナ 選択肢 結果 任せておきなさい! クエストが進行する 良いのがあれば良いけど… クエストが進行する 選択肢 結果 図解・日本戦艦大全 選択肢に戻る 新約・世界残酷実話集 選択肢に戻る 絵本・にんぎょひめ クエストが進行する 選択肢 結果 悲しい記憶だね クエストが進行する アトランティスが恋しい? クエストが進行する クリア後マイルームでマリナからのひのまる弁当を入手&呼び出し。 ラウンジでマリナからチョコバー3個入手。 クマさんを探して! 居住区Eで子供に話を聞く→大遺跡の最初のマップのクエストマークでボス戦 メトロ大遺跡でドラグメガアースZと戦闘。 牙攻撃が主体なのでデストロイヤーがいると楽。 選択肢 結果 どうしてこんなところに? クエストが進行する もしかして、記憶が? クエストが進行する 救助 ダイゴ クエスト終了後、SKY居住区にダイゴが配置。マイルームでダイゴからの弁当を入手。 決着をつけよう! クマさんを探して!クリア後に発生→渋谷駅前交差点から右に行き、渋谷通りのクエストマークで戦闘 選択肢 結果 もちろんだ クエストが進行する ちょっと待って… 氷・凍傷対策をすると少し楽になる。 片方を倒すと残ったほうは強化される。 クエストクリア後、マイルームでネコのからあげ弁当、ダイゴのひのまる弁当入手。 ラウンジでネコからアイドルの専用武器防具とアドレス、ダイゴからはデストロイヤーの専用武器防具とアドレスを入手。 全クエストをクリアするとマイルームでチェロンのからあげ弁当を入手。 ラウンジでリングオブサンとチェロンのアドレスを入手。 タイプ シンボル 宝箱 個 救助 改修案 報酬 必要条件 必要Dz Dz からの弁当 弁当 個 選択肢 結果 ストーリーが進行する ストーリーが進行する
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/36.html
コレル:第一人称。骨の髄まで奴隷根性の日和見使用人。 バレッタ:ネバン的ルシェ魂至上主義の少女。 ニコレット:先輩の優しいお姉さん。 おっ侍:以前の一悶着で知り合った常連。 「……ふにみとっ!」 「あうっ」 ちなみにこれはルシェ言語ではなく、気合いの掛け声なのだそうだ。 こんにちは、今日はいきなり床に激突0,2秒前です。 今日も僕は元気にこのニギリオの宿で働いている。 同僚と笑ったり上司にいびられたり仲間と口論したりする毎日だが、相変わらずそれなりの暮らしだ。 世界が激動の渦に巻き込まれる中、この宿がそれに巻き込まれるのはまだ先の話だった。 さて、残念ながらこの状況から僕を救出できる人物はこの場におらず、僕は0,2秒後にきっちり床に激突した。 どすんっ! 「……ふんっ!」 床に倒れこむ僕の向こうで、僕を蹴り倒した張本人――バレッタさんが鼻を鳴らして歩いていく。 「今日も派手だなぁおい」 ここは宿の使用人控え室。 僕は助け起こしてくれたハンコツさんに礼を言いつつ、テーブルに座って蹴られたところを抑えた。 「しかしまあ、毎日毎日よく懲りないもんだ」 「おかげで最近一発じゃのされなくなりました……」 あれだけ蹴られたら体制もつくってものだ。 それにしても、僕は我ながら世間一般的な常識人であるという自覚があるのだけど、 どうも彼女の前ではあれこれ余計なことまで喋ったり頓珍漢な答えを返してしまったりする。 おかげで僕は日々大小時には意識無意識を問わず彼女の暴力的なツッコミをこの身で受け続けるわけだ。 ちなみにそれは大概彼女について考えているときに起こるので、 余程僕は考え事をすると迂闊になる性質と見える。考えてることが口から出ないように気を付けよう。 「それにしても」 と、ここで僕は考えを切り替え、先程ふと心に浮かんだ事を考えてみることにした。 脳裏に浮かぶのは、反射的に蹴りを繰り出すときには必ずと言っていいほど正確に頭部を狙うバレッタさんの姿。 「理不尽だ……」 「んー、まあな。多少は自業自得のもあっけど、大体はそのくらいで手を出すなよって感じだしな」 「あ」 先程注意しようと思ったばかりなのに早速考えが口に出ていた。やはり阿呆だ。 「口に出てました?」 「ああ。蹴られるのが理不尽だって」 「あ、いやそこじゃないんです」 「?」 「えーと……その、そういうつもりじゃないんですよ?ただ、ちょっと思っちゃっただけで」 「いや分かんねーよ、最初から話せ最初から」 少し慌ててしまい、訳の分からない弁解をする僕をハンコツさんが嗜めた。 叱られて少し落ち着いた僕は、努めて冷静になろうともう一度口を開く。 「その……ですね。……見えないんですよ」 「?」 「彼女、給仕服だからスカートはいてるじゃないですか。 で、思い切り蹴飛ばすときには大体頭を狙ってくるんです」 「ああ」 「……普通、見えちゃうと思いません?」 「……………お前……………」 「あ、いやだから見えたらいいって訳じゃなくでですね! その、普通見えるはずなのにどうして見えないんだろうとただそれだけで……」 「ああ……分かった、分かったよ。ただ、後ろ……危ないぞ」 「へ?」 つられて僕は後ろを向いた。 ……そこでは今まさに顔を真っ赤にした彼女がその右手をテーブルに叩きつけ、 その反動とともにテーブルを一直線に僕に向かって飛び越えてくるところだった。 「……トニミイッ!!」 ぐしゃっ! どちらかというと顔面を水平に踏みつける感じで彼女の蹴りが僕の頭部を壁に打ち付ける。 ……やっぱり、見えなかった。 ―――――――――――――――――――― まあ、前述のように馬鹿なこともやっているが基本的にこの宿は平和だ。 日常的に裏家業の人やハントマンが入り浸り、一日一回はどこかで揉め事が起こるけどそれでも平和だ。 そんなある日のお昼のことだった。 「……だからねー、あんたもルシェの誇りさえあればそこそこいいセンいくと思うのよ」 「むー……」 僕達は二人で控え室にて昼食の最中だった。 掃除のキリのいいところということで、少し早めの昼食でいるのは二人だけだ。 二人で向かい合うテーブルの横では、備え付けられた中古品のテレビが通信販売の番組を流していた。 ……正直、何でこんなところにテレビがあるんだろうとか 見てる人が世界にどれくらいいるんだろうとか 今流れてる『ヨクワカル商販』にしたって十分お客がいるのだろうかとか プレロマが復刻する前史文化にも優先順位というものがあるだろうとか そもそも電気はどこからとか突っ込みどころは満載なのだが、 木で出来た古びた部屋の隅っこの上に薄汚れた小さなテレビが 設置してある、という光景が理不尽なほどしっくり来るため何も言えなかった。 「……聞いてる?」 「あ、うん」 ほんとは少し気が逸れていたが、それでもちゃんと聞いてはいたので僕はそう返事する。 「だからね、やっぱり人間一本通った筋を持ってるほうがいいと思うの。 せっかくルシェに生まれたんだし、どうせなら受け継がれてきた血を重んじて、 誇り高く生きれたらいいと思わない?」 「むーーー……」 最近バレッタさんは僕をルシェの魂に目覚めさせようとご執心のようだ。 それで彼女に何の得があるのかは分からないが、きっと何かいいことがあるのだろう。 「分かるんだけど、分かるんだけどね」 「やっぱり消極的、っていうか不満そうよね。なにがイヤなのよ?」 「いやなんか、その考え方を受け入れるとそれって、ルシェだから勇ましくないといけない、とか、 ルシェだから戦うべきだ、とかってのを受け入れることになると思うんだよね。 自分がどんな人でどんなふうに生きるかは種族に関係なく自分で決めたいというか」 「言いたいことは分かるけど。でもそれはそれとしてあんたはそういう生き方を選ぶ気はないのかってことよ。 世界には同じようにルシェの魂を持った仲間達が一杯いるし、その仲間になりたいかどうかってだけよ?」 「でもなあ……」 「でも、何よ」 「結局のところネバンプレス的な考えだし」 「あんたねえ……」 彼女が茶碗を置きながら呆れと腹立たしさの入り混じったため息をついた。 「ほんっとにあんた、ネバンが嫌いなのね。そりゃアイゼンの民だし仕方ないかもしれないけど、 そこまであからさまだとさすがにお手上げだわ」 「別にそんなこと言ってないじゃないか。ただ僕はアイゼン人だからネバンプレスの考えが合わないってだけで」 「同じことじゃない。大体、ルシェの誇りはネバンだけの考えじゃないわよ。 さっきも言ったけど、世界中に同じ魂を持つ仲間達がいるんだし」 「どっちにしたって僕はそういう人たちの外側にいるんだから同じことだよ」 「はっ……まあね。そりゃ下級階層でいることに慣れきったアイゼンのルシェ達じゃ期待できないかもね」 「(むっ……)下級階層で何が悪いのさ。貴賤の差こそあれ、アイゼンではそれぞれの階級が それぞれの役割を果たしあって国を動かしてるんだよ、そっちこそ相変わらず偏見を持ってるじゃないか」 「人がそれなりに考えて話したのに、あれこれ渋った挙句ネバンだからって理由で ルシェの誇りを蹴られちゃこのくらい言いたくなるわよ。それなら最初からそう言やいいのに。 大体、偏見とか言うけど事実は事実じゃない。社会の役割を果たしてる?それはそれでいいわよ。 でも結局は事実として、貴族階層に逆らうすべもなく搾取される現状じゃない。口車に乗せられてるだけよ」 「そうかもしれないけど、それは国として改善していく問題であってルシェの魂とは関係ないじゃないか。 大体、生まれたときからルシェとはこうあるべきだなんだと教えられ続けてそういうものだと思い込んで、 それこそ口車に乗せられてるのはどっちさ。そういうのは根拠もなく考えが固定されてるとは言わないの」 「……!根拠が無くなんてないわよ!プレロマの公式な調査でだって、 ルシェとヒトとは遺伝学的にも統計学的にも性質の方向性に明確な違いがあって、 明らかにルシェの本質というものは思い込みでもなんでもなく実際に存在するって出てるんだから!」 「そうだとしても、それに従ってそういう道を選ぶかどうかは個人の自由だよ。 ネバンプレスみたいに国民皆が同じ考えをしてるなんて、それって少し怖いと思わない?」 「ぐぐ……………!! 最初っから階層社会に組み込まれて、その一員になることを強制される国の住民に言われたくないわ!」 「そうだね。所詮お互いに自分の事を棚に上げあってるだけだし」 「ふん……!話し合うだけ無駄だったようね。所詮民族としての歴史が違うのよ」 「そうやって民族の話として片付けちゃうところが僕から見てネバンプレスの変なとこだと思うけどな」 「っ、ああそうね!ついでに言うならきっと私達の祖先とあんた達の祖先が別れるとき アイゼンには新天地を目指す気概の無い連中ばっか残ったから今みたいな状況になったんでしょうよ!」 「逆に言うと気の荒い人ばっか出て行ったからあんな国が出来たとも言えるね」 ……ぱきんっ! 何の音かと思いきや、彼女の手に握られていたお箸がその握り締める圧力に耐えかねてへし折れた音だった。 半分の長さになってしまった箸がころころと音を立てながらテーブルを転がっていく…… ……………怖くて直視できません。 「ああお腹空いた!先に上がってたのね、お疲れ!」 救いの天使がやってきたのはそのときだった。 危機的な空気など何のことやら、先輩のニコレットさんが陽気に控え室に飛び込んでくる。 「ニコレットさん」 「もう今日は朝から忙しくて忙しくて!さて、私もご飯頼んでこなきゃ…… ……どうしたの?何かあった?」 「別に……先、行くわ」 彼女は不機嫌そうに言って部屋を出て行った。 見送ったニコレットさんがポツリと一言。 「ほんとにケンカばっかりねえ……」 「すいません」 本当の所は、分かっているのだ。 ネバンプレスに伝わる古語をルシェ言語と呼ぶことからも分かるように、 人口、文化、どれをとってもネバンプレスこそルシェとしての民族性を持った国と呼ばれるべきだ。 それに比べれば僕達アイゼンに暮らすルシェなどマイノリティーといわれても仕方がない。 けど、それを彼女が言うたびについ反発してしまうんだよね。 自分達をアイゼン・ルシェ、彼女達をネバン・ルシェと呼ぶように僕にはネバンプレスに対する対抗心がある。 それ故に僕は、どうしてもネバンプレスの考え方である『ルシェの誇り』には それが良い考え方かどうかに関わらず抵抗感が生まれてしまう。 僕をルシェの誇りに目覚めさせたいのは分かるけど……分かってくれないかなぁ。 彼女を追って裏庭に出て行くと、彼女は箒を抱えたまま蹴りの素振りの最中だった。 「ふっ!はっ!……せやぁっ!」 「……」 時には地面ギリギリに、時には空中で舞うように、空間を自在に使っての蹴りを繰り返す。 右手で柄を、左手で穂先を持つように抱えられた箒が何故か時折前に突き出された。 「あの……」 「うるっさいわね、さっきのことだったらもうあのくらいじゃ引きずったりしないわよ」 「そうですか……」 だから邪魔しないでというように鋭い蹴りを繰り出し続ける彼女は、しばらくそれを繰り返した。 やがて動きを止め、何か考え事をするように腕の中の箒を見つめて彼女はぽつりと言う。 「はぁ……鉄砲撃ちたいなぁ」 どんがらがっしゃん。 今とても古典的な効果音を立てたのは、僕が抱えていた掃除用具だ。 「……何よ、そんなに驚かなくたっていいでしょ」 「いや普通驚くって!だって、え、鉄砲……だよね?」 「そうだけど……別に、元々銃を使う職業なんだしそんなにびっくりすることもないでしょ」 「いやでも……え?銃を使う職業?」 「そうよ?あれ、言ってなかったっけ? ……私、ネバンのソルジャーなの」 「言われてないよっ!!」 衝撃の事実。ああ、でも、そう言われて見れば彼女と交わす会話の節々にそんなヒントがぽつぽつあったような…… 気付かなかった僕はやっぱり阿呆かもしれない。 と、そこまで考えて重要なことに気付き、僕は彼女に質問をぶつけることにした。 「え、ソルジャーってネバン軍の兵隊さんだよね……」 「言い方古いわね……まあ、そうよ。ネバン軍陸戦課所属、ちゃんとした正規兵よ?」 「それって……アイゼンには何かの任務で来てたり……?」 「ううん、旅行で来たってのは本当。ほんとはそんな事してる場合じゃなかったんだけど、いろいろあって。 だから軍のほうには失踪兵や脱走兵じゃなく、休暇中の失踪として登録されてると思うわ。 じゃなきゃ捜索対象になって誰かしら迎えに来るはずだもの」 ……よかった。 いや、彼女にすればよくないかもしれないが、ここにネバン軍が来て彼女の引渡しを要求したりしたら とんでもなくややこしい国際問題になるのは目に見えてる。 僕が一安心したのを知ってか知らずか、彼女はネバン軍について話し出した。 「ちなみに階級は伍長。どうも軍曹以上になるにはそれなりの経験がないといけないって 暗黙の了解があるみたいで、私みたいに優秀だけど若いってのは大体伍長なのよ」 「自分で優秀って言う?」 「まあ、ね。一応射撃でもA評価はもらったんだから。格闘はCだったけど」 「えええぇぇぇっ!?」 「ちょっ……何よ。私が射撃上手くちゃ悪い?」 「いや、そっちじゃなくて!!」 格闘がC。その言葉は僕に大きな驚きを与えた。 ネバンプレスのABC評価は僕の知っているものと順番が逆なんだろうか? それとも……ネバンプレスにはあのくらい朝飯前な人たちがわんさといるとでも!? 「受けに回ると弱いから一撃必殺を心掛けてるのよ……」 あ、なるほど。 「だから、私の本分は基本的に銃なの。基本はライフルだけど大体の銃器は扱ったわ。 そのうち拳銃も持たせてもらえるようになるはずだったんだけど」 「……人を撃ったことは……ある?」 彼女は振り向いて、肩をすくめた。 「幸いなことに……なんでしょうね。ないわ」 よかった。 ―――――――――――――――――――― 「おう、元気そうだな」 「こんにちはおっ侍さん」 別の日のことだ。 休憩所のテーブルに座るお客さんの一人に僕は呼び止められていた。 この前の駆け落ち騒動で知り合ったお侍さんだ。 本当ならおっ侍なんて呼び方をしちゃいけないんだけど、本人がそう呼べ言うんじゃ仕方ない。 おっ侍さんは今やここの常連として、たびたび僕達と言葉を交わしていた。 まあ、もちろん他の仕事もあるけどお客さんの相手をするのも仕事のうちだしね。 「ところで、相棒はどうしたんだ?」 「バレッタさんですか?それなら、今は物干し場です」 「んん、別に用がある訳じゃねえがな……元気にしてるかと思ってよ」 「彼女は僕よりもっと元気ですよ。元気すぎるくらいに」 「そうか……。で、どうだ。気は惹けてんのか?」 この手の話は老若男女関わらず皆好きだなぁ…… 僕はやれやれと思いながらも当たり障りの無いことを話した。 「いや、それが全然。相手にされないというより気付いてももらえない感じで」 「そんなもんか?まあ、あの性格じゃなあ……お前としてはどこがいいんだ」 「いや、どこというか……」 一目見て直感的にきたわけで、正直僕は彼女のどこがいいのかという質問に答えられない。 ただ感覚的に彼女に惹かれる、それだけだ。 しかしまあ、僕から見て彼女は可愛い。どこが可愛い? どことは言えないが、全体的に。 それでもあえて言うなら……僕は考えた結論を口に出した。 「耳、ですかね」 「耳?」 「強いて言うなら、ですけど。 なんというか、目は口ほどに物を言うっていいますけど耳も同じくらい感情が表れるし、 見てるだけで幸せになれますし、こればっかりはルシェの女性だけの特性ですよね。 人間の耳だとこうはいかない……」 「馬っっ鹿やろぉーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」 「うひゃあ!?」 突然おっ侍さんが怒号を上げた。 腰を抜かしかけた僕の前で、おっ侍さんは自らを抑えるようにぶるぶると震える。 「あ、あの」 「お前って奴は……」 「へ?」 「お前って奴は……人間の耳のよさってもんがわからねえのか!?」 「……へ?」 予想外だ。 っていうか、どう答えろっていうんですか。 僕は答えを返すこともなく、ただぽかんとするよりなかった。 「ちょっ……どうしました?」 先程の声を聞きつけてきたのか、ニコレットさんが慌ててやってくる。 「おう、聞いてくれ!こいつがな、こいつが、耳が可愛いのはルシェだけだとか抜かしやがるんだ! 俺様はもう情けなくて情けなくて……」 「……へ」 ニコレットさんも大体同じような反応だった。 「えっと……つまり、人間の耳にもルシェに負けない魅力があると?」 「当ったり前よ!」 そうなのか? 僕とニコレットさんは顔を見合わせ、分かる?いや全然、という意思交換を行ってから顔を戻した。 「「……」」 「……俺の耳を見てどうする!」 「え、だって、人間は男女で耳の形が変わらないし……」 「かーっ、分かってねえ、全然分かってねえよ。年頃の娘が照れて顔を隠す、その艶めく黒い髪の間から 覗く小さな耳がほんのりと赤く染まってるのになんとも言えねえ色気があるんじゃねえか。 大体どいつもこいつもルシェ耳ルシェ耳言いやがって、情緒ってもんがねえよ情緒ってもんが」 「そう言われても」 ……しかし、僕はこのおっ侍さんの意見に妙に肯定的な感想を抱いていた。 といっても人間の耳の良さに賛同したわけではない。 世の中の野郎共、特に人間達がやたらルシェ女性の耳をもてはやす事に対する反感に共感したのだった。 非常に悲しいことだが、一部の人間にとって僕らルシェの存在価値は ルシェ女性>>>>>(アイゼンとネバンプレスの文化の違いよりも高い壁)>>>>>ルシェ男性 という差別なんてもんじゃねーぞ!という認識を受けている。 彼らの目に僕達ルシェの男が入っていないという事実は、 ルシェの別の呼び名である『半獣の民』を見ても明らかだ。 僕達を見ろ。どこに獣の要素があるというのだ。 大体女性にしたって、耳が狐のような形をしているだけで半獣扱い。極端すぎやしないだろうか。 残念なことだが、この時代においてもなお一般的な人間達の間には 『人間がいて、それ以外の動物がいて、その中間にルシェがいる』 という認識が流れている。 階層社会のアイゼンや、ルシェの住んでいないミロスやマレアイアでは特にそうだ。 ……まあ、差別の象徴みたいなこの社会認識も仕方ないというところはある。 なんでも前史時代の頃、この星にルシェは存在しなかったのだそうだ。 人間から派生したのか、それ以外の動物が進化したのかは今なお謎とされているが ともかくそうやって後から出てきたのがルシェである以上、 ルシェを異分子や傍流とみなす社会認識が作られたのは仕方がないことなのだろう。 だから僕はミロスの人やマレアイアの人に特異な目を向けられても怒ったりしようと思わないし、 アイゼンで生まれつき最下階級となっていることにも納得している。 (それに、アイゼンの社会では人と違うことをするのには大きな勇気がいるから社会認識も変わり辛いしね) しかし、それらを許せたとしてもなお僕には許しがたいことがあるのだ。 それが前述した一部の野郎共のルシェ女性の耳に向ける好機の目線である。 たしかに彼女らの耳は可愛い。見ているだけで癒される。 しかしそれはあくまで魅力の一部であって、魅力の主体ではないのだ。 彼女らの本質を見ようとせず、その耳だけを見て褒めちぎるのは逆に彼女らに対する侮辱ではないかと僕は思う。 大体、好きになった相手がたまたま異種族だったというならともかく そうでないなら同種族の女性に目を向けるべきではないだろうか。 (こんなことを言うのは僕がアイゼンの考えに染まっているからかもしれない) それでなくとも普通に同種族結婚をしたいと思ってる人達は意中の女の子を巡って 激しい競争を繰り広げているというのにその上余計な連中が近付いてくるのが面白いはずがあろうか、 この宿にだって給仕の女の子が目当てでやってくる自称『ルシェ耳愛好家』がいるし、 何かにつけてナンパしようとする客がいるし、付き合うなら耳の可愛いルシェの子がいいとか ふざけたことをいう奴もいるしそういう奴に限って気の強い女性は苦手なくせに 見た目は可愛いからバレッタさんに見た目で判断して近付いて口説こうとするしああもうっ!! ―――文章が支離滅裂になったことを心からお詫びします――― はい、すいません。 いろいろ遠まわしに言い訳しましたが本音はそれです。 最近やたらバレッタさんに声を掛けるお客さんが多い。 彼らは実際に話して彼女の性格を知ると大概の場合慌てて去っていくのだが、 僕としては彼らがその愛らしい風貌に惹かれて彼女に近付くたび 激しい嫉妬の炎に苛まれ焦燥に駆られるのだ。 そのやつあたりをルシェ耳を愛する人たちにぶつけてしまった。本当にごめんなさい。 彼らは自由に恋愛するべきだと思う。彼らはルシェを差別しない心を作るから。 一説によるとルシェ女性の耳は本能的に可愛いと思わせるためにあの形をしているともいうしね。 「おーい、どうした?聞いてんのか?」 と、いけない。かなり心の迷宮に入っていたけど話の途中だった。 「聞いてますよ。人間の耳の話ですよね」 「んん、まあそうだが」 「残念ですけど僕は人間の耳をじっくり眺める機会なんてなかったので……」 「普通ないでしょうね」 そもそも僕には人間の女性と親しくなった覚えがない。 これまでの人生の中で親しかった人間の女性といえば、元旦那様のお母様くらいだ。 「そういうわけで、ちょっと僕にはよく分からないです」 「まあ、そいつもそうだなぁ……」 「というわけで、この話はこれで」 おっ侍さんの言うことにも興味はあったけど、実感も湧かなくちゃ仕方ない。 残念だがこの話は打ち切って、そろそろ仕事に戻ろう…… ……そう思ったのだが、おっ侍さんの反応は斜め上をいっていた。 「よし、分かった!」 「はい?」 「要はあれだ、実物を連れてくりゃいいんだろ?それなら当てがあるからよ」 「いや、あの」 「そうとなりゃ早速いってくるぜ、ちょっと待ってろよ……」 そして。 てん。 次の日、おっ侍さんに呼ばれた僕とニコレットさんの前に、 小さな人間の女の子が僕の顔を見上げニコニコしながら立っていた。 女の子と言ったが……若い。若すぎる。はっきり言って幼女だ。 年の頃は七つか、八つか、いっちょまえにサムライの格好をして見上げている。 その後ろに座るおっ侍さんが、いつものようにお酒を手に言った。 「ほれ、触ってみろ」 「「……………」」 「おいなんだその犯罪者を見る目つきは」 「いや、だって……」 「一体どこからさらってきたんですか……?」 「今ならまだ間に合います、自首しましょう」 「俺様の娘だよ!!」 割と本気で心配する僕とニコレットさんにおっ侍さんが叫ぶ。 「ええぇっ!?娘さん!?」 「結婚してたんですか!?」 「おうよ。まあ俺様の嫁もそりゃあもう別嬪なんだがな、 こいつもそれを受け継いでもう今から将来の姿が見えるようだろ?」 (親馬鹿だ……) 「まあ、で、若干歳は足りねーがこいつなら美人さで不足はねえだろ。 さあ存分に人間の耳って奴を見ろ、ついでにこいつの可愛さを褒め称えてもいいぞ?」 (どちらかというと後半の方が本当に言いたいことなんじゃ……) ふむ。言いたいことは分かった。 しかし、しかしだ。 「あの、ですね」 「ん?」 足元に目を落とす。 僕達三人の視線に晒されたおっ侍の娘さんだという女の子は、照れくさいのかもじもじと身体を揺らしていた。 「要はこれって、男性から見て女性の身体的な部分に感じる魅力の話ですよね」 「まあな」 「……こんな小さな子をそういう目で見るのは、さすがに犯罪だと思うんです」 「……」 「……」 「……」 「……」 「まあ、それはそれとしてだな」 「流した!?」 「とりあえずは観察しろや。わざわざ連れてきた俺様の面子もあるしよ」 「はあ……」 仕方なく、僕はもう一度女の子の顔を覗き込む。 「じゃあ……耳、さわってみてもいい?」 にぱっ。 純粋すぎる笑顔に心が折れかけるが、気を取り直して僕は手を伸ばした。 人差し指を伸ばし、その小さな耳の上端の部分にそっと触れる。 ……むぅ。 肌とも骨とも違う硬さの耳に触れつつ、僕は指をその縁になぞらせて耳たぶへと移動させた。 女の子はくすぐったいのか、いやんいやんと体をひねる。 ニコレットさん助けてください、罪悪感で限界です。 必死に視線で訴えると、ニコレットさんもさすがにうろたえた。 「あの、もう十分じゃないかしら? こういうのは分からないものをすぐ分かるようにできるものでもないし」 「そうかぁ?んー、まあ仕方ねえな。半分娘を見せびらかしに来たようなもんだし、もういいか」 (やっぱりか!!) なんにせよおっ侍さんが諦めたようなので僕は指を離す。 「もういいよ、ありがとう」 そして女の子に礼を言うと、女の子は再び僕を見上げてきゃらきゃらと笑った。 やれやれ……。 さて、そうとなればそろそろ仕事に戻った方がいいかもしれない。 そう思って僕は背中を伸ばした。 そろそろ戻った方が、というよりもっと早く戻ればよかった、と思ったのは 振り向いてその向こうのバレッタさんと目が合ってからだった。 「え?」 バレッタさんがこちらを見ている。 白い目で見ている。 耳がぴんと立ったまま、きゅーっと両の外側へそっぽを向いている。 聞く耳はあるが聞く気はねえ、という意思表示だ。 「あ、あ」 「あらま」 ニコレットさんの気の抜けた感嘆をおいて僕は急いで彼女に駆け寄った。 「えと、あの」 「変態」 「いやその」 「変態」 「だから、違」 「変態。変態変態変態変態変態」 「……勘弁してよ……」 そりゃあもう情けない声だったと思う。 見かねたニコレットさんがやってきてまたしても助け舟を出してくれた。 「こらバレッタ、そんなこと言わないの。コレル君にも事情があったんだから」 「事情……?」 「まあ、いきさつは分かったわ」 控え室のテーブルで腕を組んだ彼女が言う。 「分かったけど……さすがに大の男である同僚が小さな子供の耳を触ってニヤついてたら ひいても仕方ないと思うわ」 「ニヤついてないって!!罪悪感に押しつぶされそうだったよ……」 「そうかしら?」 「バレッタ、いじめないの。凄く困ってた顔してるでしょ」 「ま、ニコ姉がそう言うなら勘弁してやってもいいけど。 ……それにしたって、少しいい思いしたとか思ってないの? 幼女であることを差し引いても、人間の耳もいいな、とか」 そう言われれば。 犯罪的な気分ばかりで集中できなかったけど人間の耳はどうだっただろう。 ……うん。 おっ侍さんの言いたいことがおぼろげに理解できる程度には把握しただろうか。 だが、だがしかし…… 「……いや、やっぱりルシェの耳のほうが個人的にはいい」 「ほんとにぃ?」 「ほんとだって!そりゃおっ侍さんの言うように人間の耳にも魅力があるかもしれないけど、 やっぱり個人的な好みにはかなわないというか、むしろ相手の耳が自分の好みになるというか……」 「しどろもどろで意味が分からないわよ、もっと分かりやすく!」 「え、ええと……そのつまり、どっちかというと君の耳が触りたいというか」 間。 「え?……………え!?」 「あ」 なんだかどさくさに紛れて凄いことを言ったような気がするのは気のせいだろうか。 「え、な、私?私の耳に触りたい、ってそんな……」 「いやその、あの」 「え、だ、だめよ。そんな、なんていうか、みだりに男の人に触らせたりしちゃいけないっていうか……」 「ああ……そうなの」 「え、あ……う、うん。 ……そ、それに!例え問題ないとしても?誰でもいいからルシェの耳を触りたいって 人には触らせてあげられないわよ。うん、そうよ」 「そう」 ……『君の耳が触りたい』って言ったんだけどな。 でもまあ、そうだよね。 よく考えたら、特別親密ってわけでもないのに触らせてもらえるわけはない……か。 「……」 「……」 「……」 三人がそれぞれに食べ物、飲み物を口に運ぶ。 こうしてこの話は、なんとなく釈然としかねるものを残しつつも終わってしまった。 書き忘れていたが、このときは食事中だ。 なんだか食事中の描写ばかりだと思う人もいるかもしれないが それは仕方ないことだと思う。 清掃作業の様子を延々描写したってつまらないだけだし(やるのは楽しいけどね)、 それに食事は人生の中でも重要な楽しみに数えられるものの一つだ。 仕事中はあまり私語をしてられないという事情もある。 「そういえば、箸の使い方も随分とうまくなったわね」 ニコレットさんが煮芋を口に運ぶバレッタさんを見て言った。 ここに来た頃はまったくといっていいほど箸の使えなかった彼女だが、 意地になって練習を続けた今では生まれ付きのアイゼン人と同じように箸を使う。 「まあね……すくうことは出来ないけどそれ以外の汎用性は高くて便利だし。 こっちの食べ物にもけっこう慣れたわ」 「そっか、向こうとこっちじゃ食習慣も全然違うものね」 「ちなみに、向こうではどんな食べ物が好きだったのかな」 「そうねえ……」 彼女は頬杖を着き、記憶を反芻するかのようにうーんと唸った。 「好きなものなんて数え切れないくらいあるわ。 肉、魚、野菜、向こうならではの料理も色々あるけど…… ああでも、なんといっても私が一番好きなのはデヴォカレーね! 子供の頃から好きで好きで、夕飯がデヴォカレーだと知ると躍り上がって喜んだわ」 「あ、名前だけは知ってるわ」 「とても辛いんだよね」 「そう。といっても、子供用に甘口にしたやつを食べてたけどね。 それと同じデヴォカレーでも、砂漠の暑気を払うためのデヴォカレーと 雪原で身体を温めるためのデヴォカレーでは辛さの質が違うの」 「へえ」 「私は北の帝国首都の生まれだから、小さい頃から食べて育った、 私の好きなデヴォカレーは寒冷地方風のとろみのあるタイプね。 熱々のルーを深皿によそって、パンをたっぷり浸してさらにその上にカレーの具やらルーを乗せて 思いっきりかぶりつくともうこたえられないわ」 「熱弁ね」 少し熱の入った口調でデヴォカレーの思い出を語る彼女をニコレットさんが笑いながら見る。 彼女はちょっと気恥ずかしげに咳払いをして、ニコレットさんに問い返した。 「まあね。そういえば、ニコ姉はどう?こっちの食べ物でこれはって物があったら教えてよ」 「私?そうね、好きなものっていっても……白いご飯かしら。 食べてるときはそんなにおいしいとか意識しないけど……いつまでも心に残るのよ」 「ふぅん。あんたは?」 質問の先が僕に代わる。 「うーん。僕もなんかニコレットさんと同じ答えになっちゃいそうな」 「つまんないわねー、他になんかないの?今まで生きてきた中でこれが一番おいしかった、ってのが」 「そうだな……」 僕は記憶をめぐらせる。 今まで食べた中で一番おいしかったもの。そもそもうちは使用人家業で、 しかもいっちゃなんだが旦那様の家もそうお金があったわけじゃないからそんなにいいものを食べていない。 しかしあえて言うなら、そうだ。 彼女の求める答えとは違うだろうが、僕にとって一番おいしいものといえばこれだ。 「お母さんの作ってくれたもの……かな」 今は亡き母が作ってくれた料理の味は、いまなお脳裏にしっかりと刻まれている。 これからも僕はあの味を忘れないだろうし、思い出として大事にしていくだろう。 「ふーん……」 案の定彼女はあまり面白くなさそうに生返事をして僕を見た。 「まあ、大事な思い出だってのは分かるわ?別におかしいことでも笑うことでもない。でも」 「でも?」 「マザコンよね」 「ぐっ!!」 刺さった。心に刺さった。 バレッタさん、それを言うのは反則というものではないでしょうか。 ニコレットさんがやれやれといった風に嗜めた。 「こらバレッタ、そんなこと言うもんじゃないわ」 「ニコレットさん」 「だって……」 「いいバレッタ、アイゼンの男はね、多かれ少なかれ皆マザコンなのよ」 「ぶっ!!」 ……と思ったらいきなり何を言い出すんだこの人は。 バレッタさんもさすがに呆気に取られた、という表情をしている。 「え、そう……なの?」 「そうよ。ねえバレッタ、アイゼンは男尊女卑の国みたいに言われてるわよね?」 「う、うん。家事を始め何から何まで女の人にやらせるって」 「そうね。でもそれって、逆に言うと何もかも女の人に依存してるってことだと思わない? まるでお母さんに世話をしてもらう赤ちゃんみたいに」 「はあ……」 「アイゼンの男は皆、大人になっても多かれ少なかれ子供っぽさを残しているものなの。 どんなに突っ張っていてもお母さんに対してはある種の弱さがある。 それでいつも偉そうにしてるけどお母さんには逆らえない、って人がいるのね。 アイゼンには『男の子は母親に似た女の子を好きになる』ってことわざがあるくらいなのよ」 「……そうなんだ」 そう言いながらちらりとバレッタさんが視線をよこしてくるのが辛い。 まあ、『男の子は母親に似た女の子を好きになる』というのは確かによく聞く話だ。 武士道の死を美徳とする文化には深層心理の胎内回帰願望が関係しているって本も読んだことがあるし、 冷静に考えればニコレットさんの言うこともいい加減ではない。 ちなみにその本によると、そうして男は無意識に母親に似た女の人を選ぶわけだが、 多少にせよお嫁さんの中に母親らしさを求めてるわけだから、接し方にも『甘え』がある。 そのため結婚してしばらくすると女性は男性の扱い方を覚えてあしらえるようになり、 子供が出来て本当の母親になるとますます女性は強くなる。 家の外では亭主関白、家の中ではカカア天下。それがアイゼンの男というものだ……らしい。 「ふぅん……そう。 ……………。 ところで、あんたのお母さんはどんな人だった?」 「え?」 いけない、話の途中で考え事をしてたせいで反応が遅れた。 お母さんがどんな人だったか、ときた。 急いで記憶を引っ張り出し、思い出すままに答える。 「そうだな……どっちかというと大人しい感じで優しくて…… うーん…… ああ、バレッタさんと正反対って言ったら分かりやすいかな?」 「……あ っ そ」 ……凄まじく冷たい殺意をぶつけられた。 一体何が悪かったんだろうか。 乙女心とは難しい。 「え、ええと、話を戻すわよ? 滅多に食べられないものよね……そうだ、鯨なんてどうかしら」 「クジラ?」 空気を戻そうとしたのか、ニコレットさんが鯨の話題を出した。 とりあえず機嫌の悪いのを引きずらなかったらしい彼女が反応する。 「そう、鯨。知ってるでしょ?なかなか食べる機会もないけど、 たまに私達でも食べられるわ。あ、それとも、バレッタは鯨食べられない?」 「ううん。ネバンでもクジラは食べるわよ」 「そうなの?」 「北の海では昔からクジラ漁が続いてるの。……アイゼンでもクジラは獲るようだけど、 極寒の海でクジラを追いかけるネバンの漁の過酷さとは比べ物にならないわね」 「そうかな。アイゼンの鯨漁では船から鯨に飛び移ったりするし、過酷さでは変わらないと思うけど」 「む」 僕はただ単純にそう思っただけだったのだが、どうやら彼女は対抗心が頭をもたげたらしかった。 「それは海に落ちても大丈夫なくらいの暖かさだからでしょ? こっちじゃ海に落っこちでもしたら高確率で凍死よ」 「凍死しなくたって海に落ちて網や鯨の泳ぐのに巻き込まれたら十分死ぬかもしれないじゃないか。 ……と、いうか」 こうして彼女と言い合いをするのはもう何度目だろうかと僕は思った。 本当はこんなことで言い争いなんてしたくないのに、どうしても売り言葉に買い言葉を返してしまう。 こんな不毛な話をしてる間に、もっと、彼女と話したいことはたくさんあるのに。 「……いい加減、こういうのやめない?」 「え?」 「ネバンプレスの人たちが勇敢なのはもう十分知ってるよ。 もうこんなことで言い合いしたってなんにもならないじゃない」 「なん……、ネバンの民の私がネバンの自慢をしちゃいけないての?」 「そうじゃないよ。ただ、アイゼンに対抗してネバンプレスの事を出すのはやめて欲しいってだけ」 「……、う……」 「別にいいでしょ?僕も気をつけるから」 僕はこれで言い争いの機会が減らせるに違いないと思った。 言い合いが少なくなれば、どちらにとってもきっといいことだろうと。 しかし、帰ってきたのは意外な反応だった。 「分かってる……分かってるわよそんなこと……」 「……?」 「分かってるけど、でも」 「あの」 「でも、そう簡単にいかないのよ……」 「バレッタさん?」 「……ちょっと待って、……考える時間が必要だわ……」 それだけ言い残し、彼女はテーブルを立って部屋を出て行ってしまう。 僕は事情の理解が追いつかずに、混乱するしかなかった。 「また」 その声に、ぼくは悩ましげな表情のニコレットさんを見上げた。 「国のことになると、どうしてもこうなるのね、あなたたち」 「すいません……」 「謝ることじゃないわ。でも、ね、よく考えて欲しいの」 そう言ってニコレットさんは僕と目線を合わせた。 「コレル君は、ネバンプレスもアイゼンと方向性は違うけど尊重できる国だと思っているのよね? なんでもアイゼンが一番だと思ってるわけでもない。 でも、それなのにどうしてこういうことになると意地を張っちゃうのかしら」 「それは…… ネバンプレスの自慢をされると、つい、反発しちゃうんです。 『でも、アイゼンも劣ってるわけじゃないよ』って。普段は自分がアイゼン人であることなんて 意識してないのに、他の国の人と話をするとつい……アイデンティティ、って言うんでしょうか」 そう、アイデンティティだ。 アイデンティティは優劣や、合理的かどうかといった価値基準とは相容れない。 自分がそれに属しているというだけでプライドの対象となるのだ。 普段アイゼン人であることをなんとも思っていなくても、 一歩国を出ればそれは自分というものを定義づける大切な要素になる。 「だからつい、反発して必要以上にアイゼンの事を誇るような態度になっちゃうんだと……思います」 「うん。そうよね。まったくその通りだと思うわ。 それなら、バレッタも同じだって事も、分かって上げられるんじゃないかしら」 「っ……?」 「きっと辛いと思うの。よその国に住んで、よその国の食べ物を食べて、よその国の事を聞かされて。 そうやっていると国のアイデンティティが侵食されて、自分が何人なのかが揺らぐわ。 そうならないために、事あるごとに自分の国のことを口に出さないといられないんじゃないかしら。 私はそう思うの」 「あ……」 それまで気付かなかった事実を指摘されて、僕は少なからぬショックを受けた。 彼女がここへ始めてきたときに彼女がその振る舞いほどは強くないと知っていたはずなのに、 僕は深く考えようともせず彼女がすぐネバンプレスの話をしだすのを疎んじてさえいたのだ。 「また……どうしよう……」 「分かってあげればいいのよ。あなたの言いたいことをちゃんと受け止めてる、それだけでいいの」 「……………」 「まあ、そう言おうにも声をかけづらいなら何か贈り物でもしたら? お詫びの気持ちに貢ぎ物を添えるのは世界共通の文化よ」 「貢ぎ物って……でも、そうですね。なにか探してみます」 「頑張りなさい。私にアドバイスできるのはここまでだから」 ―――――――――――――――――――― さて、なにか探すとは言ったが、プレゼントしたいものはもう決まっていた。 デヴォカレー。子供の頃から親しんだ味が大人になってからも心の支えになることは自分の身で知っている。 それを、彼女にも送りたい。 しかし。 「作ってあげたいのは山々なんだけど……作り方がわからないと、さすがにねえ」 「そうですか……」 相談しているのはこの宿の調理業務を担当する調理師さんの一人だ。 調理師の中で唯一のルシェであるこの人はお客さん用の料理はもちろん、 僕達の食事をも材料費が安いなりに少しでも栄養があっておいしいものを食べさせようと努力してくれている。 そんな人柄に期待してデヴォカレーを作れるか相談しにいったのだが、 答えとしてはレシピも無しに外国の料理を作るのは厳しいということだった。 「売店のおじさんに聞いてみたらどうかしら? いろいろあちこちから入荷してるから、なにか分かるかも」 「ああ、そっか。ありがとうございます!」 ヒントを貰った僕はその足で受付カウンターの横にある売店『風光明媚』へと向かう。 カウンターの裏から入ると、目的の人物はすぐ見つかった。 「あの、すいません」 「ん、何か用かい?」 売店を一人で担当するこの人は、壮年男性とは思えない気さくな性格が特徴だ。 僕はつい先程調理師さんと相談して、ネバンプレス関係で何か知識がないか聞きに来たことを説明した。 「あー、残念だけどネバンプレスからは商品は来てないからなぁ。 ごめんね、分からないよ」 「むう……」 早くも計画が頓挫してしまいそうだ。 こうなったらこの宿に来るハントマンに聞こうか? でもここにはネバンプレスからのお客さんなんてほとんど来ないし…… 「カレー、ねえ。少し昔には、外の国の料理もいろいろ本で紹介されたりしてたんだけど」 「え?」 「いろいろよその国と交流して珍しい文化に触れよう、って風潮があったころの話だよ。 あの頃は普通の料理書にも他の国の料理の作り方が載ってて、特にカレーなんかは人気だったんだけど。 今は他の国なんて興味ないって風潮が一般的で当時の本なんてそうないからなあ」 「ちょっ……それだ!」 「うん?」 「ありがとうございます、助かりました!」 「え、おーい?」 思いもよらないヒントをうけて、僕は走り出した。 なんてことだろう、灯台下暗しとはこのことだ。 僕は従業員が寝起きする宿舎に取って返し、自分の数少ない荷物を漁った。 取り出すのは一冊の本、『現代風家庭料理百選』。 もちろんここに書かれている『現代』はこの現代じゃない、数十年前の現代だ。 元々は元旦那様の家を出るときにそれまで働いた褒章代わりにガメ、いや頂いてきたもので ここに来てからは自分で料理などしないので無用の長物と化していたが、 今はこの本に重要な価値がある。 「あった……『南蛮風辛子汁掛飯』」 いわゆるカレーのことだ。これさえあれば、材料と作り方がわかる! その材料欄を読み進めるうち、僕は片眉を上げた。 「んん?これって……」 ウコン……洋名ターメリック。桂皮……洋名シナモン。 「色々スパイスが必要だって聞いてたけど……ほとんど漢方薬じゃないか。これなら何とか…… …… ……なんだこりゃ?」 そういえば、僕が作りたいのはただのカレーではなくデヴォカレーだった。 そのために通常のカレーの材料に加えなければいけない特別な材料。 それに僕は、思いっきり首をかしげた。 ―――――――――――――――――――― いつの間にか控え室に戻ってきていてテーブルにうつぶせていた彼女は、 僕の足音を聞くとゆっくりと体を起こした。 「……なんだ、コレルか」 「なんだとはひどいな」 「悪いけどもうしばらくほっといて。今気分がよくないの」 「そっか。むむ……この匂いに反応すると思ったんだけど」 「匂い?そうね……さっきからネバンの事を思い出しすぎて、幻覚の匂いが……え?」 「幻覚じゃないと思うよ。ほら」 僕の掲げた小さな鍋を見て、彼女は気だるげな雰囲気を吹き飛ばして僕を見た。 「あんた、それ」 「バレッタさんの話してたデヴォカレー。……になってるか不安だけどね。 ……アイゼンじゃ、ネバン人らしい生活はあまり出来ないよね。 でも、せめて、ネバンプレスの食べ物くらいできないかな……って思って」 「っ……………」 彼女の前に深皿を置き、その中へ試作デヴォカレーを注いだ。残念ながらパンはない。 「これ、どうやって……」 「いろいろあって。いいから食べてみて」 「……」 そう言ってスプーンを渡すと、彼女はしばらく逡巡して、恐る恐るスプーンをカレーの中に沈めた。 そしてそれを、ゆっくりと口の中に運ぶ。 僕は緊張してそれを見つめていた。 彼女の口が動き、そして、口に含んだカレーを嚥下する。 やがて、彼女はスプーンを持った手をテーブルに置いた。 うつむいたまま、一言だけ呟く。 「……ネバンで食べたのとは、味が違うわ」 「……」 僕はやるせなさに肩を落とす。 そんな僕をよそに、彼女がもう一度口を開いた。 「でも……間違いなくデヴォカレーだわ……」 「え」 彼女はそれ以上何も返してくれなかった。 ただ、黙々とスプーンを口に運ぶ姿に、自然と顔から力が抜ける。 「よかった」 「……。……それにしても、本当によくこっちでデヴォカレーが出来たわ」 「まあね……色々大変だったよ」 本当に大変だった。 あれこれ頼み込んでスパイスになる漢方薬を分けてもらうのはもちろん、デヴォカレーに必要な二つの材料。 『つややかゼリー』と『貴重な角』。魔物の身体の一部なのだ。 ゼリーの方はまだ何とかなったが、角の持ち主は西大陸にしかいないため同種の角で代用することになる。 そのために僕は、この半島に生息する巨大な草食獣の角をへし折って逃げてくるという これまでの人生でも最大級に命懸けのミッションを遂行するハメになったのだ。 「ま……でも。いいよこのくらい、君のためなら」 「……………」 返事はなく、ただ食器の立てる音だけが耳に入る。 そしてしばらくして、彼女の手が止まった。 「コレル」 「何?」 「耳……触る?」 たぶんこのとき僕は目をぱちくりさせるというか、意表を突かれた表情をしたと思う。 突然の申し立てだったんだもの。 「いいの?」 「私、借りは作らない主義なの。 あんたにはただ当然のように、同僚に気を使っただけかもしれないけど、 私にとってはこれは、大きな借りだわ。だから……私の耳でよければ、触っていいわ」 ……ただの同僚のために、あんな苦労したりはしないんだけどな。 でも、まあ、今回はいいや。 それより彼女が耳を触らせてくれることのほうが重要だから。 「じゃあ……触るよ?」 僕はありがたく彼女の耳に触れさせてもらうことにした。 いすに座る彼女の耳にどきどきしながら手を近づける。 そしてそっと、その指が耳に触れた瞬間。 ぱしっ。 超反応で動いた耳が手をはたく。 「……」 「……今のは反射的に動いたのであって悪意があるわけじゃないわ」 「分かってる」 今度は後ろの根元から包み込むように触る。 またも手の中で耳が跳ねたが、今度はどうやら手の中に納まってくれた。 「……」 犬や猫とは違う、ふかふかとした手触り。 しばらく手のひらで全体の感触を味わった後、そっとその耳を撫でてみた。 毛並みに沿って数回手のひらで撫で上げ、次に指の腹で撫でる。 個人差はあるのだろうがふかふかさの割に滑らかな指触りのする柔らかい毛の上を滑り、 指が先端のほうに触れるとまたもぴくりと耳が跳ねた。 「もう少しゆっくり移動させて、こそばゆいわ」 「ごめん」 より慎重に触れつつ、今度は縁のほうへ触れる。 その状態で全体を包むようにすれば、手のひら全体に暖かくかすかに震える耳を感じつつ 指の先に柔らかな耳毛の感触を感じることが出来た。 これ以上なんと言えばいいのか、幸せな感触を楽しみつつ僕は考える。 いや、考える前にすでに行動に起こしていたと言った方が正しかった。 「……ん」 「!?」 いや、ただ僕は、その幸せな感触に対して本能的な愛情表現をしようと思っただけなんだよ? そしてそれを深く考えることなくそのまま実行しただけで。 抱きしめた子猫には頬擦りをしたくなる。 顔を近づけるのは生物の基本的な愛情表現だからだ。 僕もただ、耳の間に顔を埋めるように彼女に自分の頭を預けたに過ぎない。 ……ただ、その行動とセットで無意識に彼女の首を後ろから抱いてしまったというだけで。 「……きゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」 肘打ち。 肩打ち。 半月蹴り。 彼女が悲鳴とともに反射的に繰り出した三段コンボを見事に喰らい、 僕は後ろにたたらを踏んで壁に後頭部を打ち付けた。 「ぁいったーー……!」 「いきなり何するのよこのバカ!スケベ!変態!」 「ご、ごめん……」 「まったく……!もう、私はカレーの残りを片付けるから、あとは勝手に触りなさい」 「へ?まだ触っても……いいの?」 「別にあんたがもういいってんならいいわよ。あんたが満足するだけ触ればいいって話なんだから」 ……いやに寛大だ。 ともかく僕は彼女の厚意に甘えて、再び耳を触り始めた。 ただしさすがに懲りたので、撫でる触り方中心で。 「…………」 そんな風にし始めて少したつ内、やがて彼女がため息を漏らした。 「どうしたの?やっぱり口に合わなかった?」 「違う……ネバンの事を思い出してたのよ」 そう気だるげに彼女は言った。 「ねえ」 「何よ」 「もしよかったら……聞かせてくれないかな。思い出していたこと」 「………構わない、わ」 少しだけ哀しげだった彼女は、きっと誰かに聞いて欲しいと思っていたはずだ。 遠くの何かを見るように、彼女はとつとつと語り始める。 「……ネバンの冬は寒いわ。 特に雲に空が覆われた日なんか、日が暮れて夜になると心まで凍るくらいに。 そんな日には暖炉に薪を一杯くべて、暖かい部屋で、皆で暖かいデヴォカレーを食べるの……」 「うん」 「外は凍るように寒くても、家の中で家族と一緒に食事をしていると心の芯まで暖まった。 帰りを急ぐ日も、窓から漏れる明かりを見るとほっとして」 「うん」 「ずっとそうだったのよ」 「うん」 「ずっと、そうだった。 それが当たり前だと思って、ずっと。 子供の頃から、ずっと……」 不意に、うつむいたままの彼女の声が震えた。 いつの間にかスプーンは止まり、手がきつく握り締められて肩が強張る。 「うん……」 「……、ごめん、お腹一杯だから、少し、寝るわ」 切れ切れにそれだけ言って、彼女はその顔を隠すようにテーブルに突っ伏した。 時折震える背中と、聞こえてくる湿っぽい音に気付かない振りをしたまま僕はその頭を撫でる。 いつの間にか僕は耳を触っていたことを忘れ、ひたすら彼女の髪を撫で続けていた。 長い沈黙。 切れ切れに続くすすり泣きの中、彼女の呟いた言葉がかすかに耳に入った。 「……お姉ちゃん……」 僕はもう何も言うことができず、ただ、いつまでも彼女の頭を撫で続けた。 いつしか湯気の経たなくなった深皿がすっかり冷えてしまい、 やがて日が傾き始めるまで、いつまでも、いつまでも。
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/30.html
注意事項 ・エロ無し ・ヤマナシオチナシ ・最終回 ・一部キャラの酷い扱い 「くっ……」 甘く見過ぎていた。 刀を振るうだけなら片腕でもなんとかなる。二刀流訓練の賜物だ。 だがしかし…… 世の中ただそれだけでなんとかなる敵ばかりではない。 私の目の前に鎮座しているこの敵も、まさにそれだ。 さっきから何度も何度も何度も何度も攻撃を試みるが、一撃も入らない入れられない。 全て易々と回避されるのだ。敵はただ無言で黙々と私の攻撃を避け続ける。 もしこいつが人の言葉を話すことができたならば、きっと私を見下し嘲るだろう…… 腹立たしい。 何が何でも、この敵だけには、いますぐに、絶対に、なんとしてでも、勝つ! 心を落ち着かせて、もう一度渾身の一撃をっ! 【miss!】 ぐっ……いま一度! 【miss!】 これならばどうだ! 【miss!】 何故だ…!何故……!何故………!? 左腕にうまく力が入らない。指先が痺れている。 集中力も切れてきた。冷静さを欠いた攻撃など、当たる筈もなし。 これ以上戦っても、私に勝ち目はない……これが私の限界なのか? ……現実はなんて非情なのだろう。信じたくなくとも、信じざるをえない。 私は負けた。ただそれだけ。それが揺るぎない現実…… 「すまない…エリス……」 謝罪の言葉を口にして、私はやがて訪れるその時を待つ。 戦いに敗れた愚かなサムライの末路…… もきゅ、もきゅもきゅごっくん…… 「ソウマ様、いかがでしょうか……?」 いつものように不安げな様子でエリスが尋ねてくる。もう少し自信を持ってもいいだろうに。 その右手には箸が、そして左手には、今しがた私が惨敗を喫した茶色い悪魔、 『アイゼン芋の煮転がし』がたっぷり乗った皿が。 味は素晴らしいのだが、この独特の丸みがとにかく厄介極まりない。 本当にとにかくよく滑る、転がる、逃げる、掴めない! ……筈なのだが、エリスは一度も失敗することなく芋を掴み、私の口に運んでくる。 ……正直な話、かなり恥ずかしい。 純アイゼン民である私が、ろくに箸が扱えないのもそうだが、 なんというか、こうやってエリスに食べさせてもらうことが非常に恥ずかしい。 いや、偏に箸スキルが悲惨な私のせいではあるが…… 勿論、私とて向上心は持っている。毎夜毎夜、ちゃんと箸で豆を掴む訓練をしている。 なのにこの体たらく。ちなみに昨夜の夕飯である『豆腐と艶やかゼリーの辛味噌和え』にも、 豆腐(絹)とゼリー(鮮度抜群)の連携の前に何も出来ないまま惨敗した。 その更に前日の夕飯の『のぉぶるくらうどん』にも惨敗している。 …… そもそもメニューの掴み難易度が星5クラスなのも原因かもしれない。 いやまさか…エリスがわざとそんなメニューばかりを選ぶはずもなし。 これは本当にたまたま偶然なんだ。私の技量の問題なんだ。 そう…エリスと暮らし始めて一月、毎日このやりとりをしている気がするが、偶然なのだ。多分。 しかし……あれからもう一月も経つのか………… 一月前…… 人間と竜、その存亡を賭けた最後の戦い日、各地で無数の竜との戦闘が繰り広げられた。 最後の帝竜を撃破し、援軍も加わり勢いに乗った人間が優勢な街。 前の大戦にて騎士の大半を失い、陥落寸前の連邦国。 何があったか、覚醒した王自らが最前線に飛び出したらしい我が母国。 その技術で、被害を最小限に抑えようと奮迅する学都。 竜が出現したその日から戦い続け、この最後の戦いも変わらず戦い続ける帝国。 魔を退ける結界を張り巡らせ、ひたすらに耐えぬく諸島国。 そして紅い塔にて、巨竜と死闘を繰り広げる英雄。 戦況や規模は全てバラバラだが、誰もが未来を守るために戦った。 結果から言えば、人間は勝利した。 しかし犠牲者は当然いる。各地の名もなきハントマン達、そして…… カザンの英雄ギルド【ユグドラシル】もその犠牲者に含まれている。 ユグドラシル……四人のローグで編成された少数精鋭の超攻撃型ギルド。 あの日彼らが真竜ニアラに用いた戦法は、『サクリファイス』の連続使用だった。 サクリファイス…使用者の生命力を爆発させ、敵に致命傷を負わせ、味方を癒す禁断の技。 代償に、使用者は跡形もなく消し飛ぶ。奇跡の力を持ってしても骨ひとつ再生できない程に。 彼らはそれを、四人全員が使った。 その瞬間は、カザンで戦っていた私達にも聞こえ、見えた。 爆発が発生する度にニアラの左翼、右翼、胴体がそれぞれ粉々に砕け散っていき、 最後は光り輝く大剣がニアラを貫き再生を封じ、止めの四度目の爆発で真竜を完全に消滅させた。 それと同時に、私達が戦っていた竜も全員が煙の如く消え去った。 ……その時の場の空気は喜び半分悲しみ半分といったところか。 ハントマンとして少しでも戦闘スキルを把握していれば、あの爆発の正体がわかるだろう。 況してやカザンはハントマンの聖地。住人のほぼ全てが理解していた。 竜は消え、平和な世界は戻ってきた。しかし彼らは戻ってこないと…… 戦闘が終わり、建物内に避難していた住民も徐々に姿を見せるが、 それらの人々も、場の空気で何があったかを理解してしまった様子だった。 ある家の少女は泣き崩れて兄に慰められて… またある家の少女は口に咥えていたエビフライを落として立ち尽くし… 先程まで竜と死闘を繰り広げていた王者の剣ネストルは涙こそ流さなかったが、 一言だけ「馬鹿野郎……」と呟いていた。 そして……おそらく英雄達との付き合いが一番長いであろうメナスも遅れて呟いた。 「ユグドラシルが…やってくれた…」 その言葉を聞き、泣く者、呆然とする者、全ての人間が空を見上げた。 視界に入るのは、澄み渡った青空……この星本来の姿だった。 確かに、平和な、元通りの世界が、そこにあった。 それから一月経った現在……私はエリスと二人で、森の奥でひっそりと暮らしている。 アイゼンの自宅を売り払ってまでここに移り住んだのはいくつか理由がある。 まずはやはりアイゼンは二人では暮らしにくいことがあげられる。 多少緩和されたが、やはりアイゼンの人間とルシェが共に暮らすことへの周囲の反応は冷やかだ。 故にすぐ飛び出した。エリスが気の毒であるし、私も切り裂き魔になりかねない。 幸い、何故か考え方の変わった王とその家臣が抜本的構造改革をするとの噂もあるので、 それまではアイゼンに近寄らないことにしよう。 二つ目の理由、それはここが私とエリスにとって特別な場所だからだ。 そう、私とエリスが初めて出会ったあの森だ。 やはり数奇な運命、原点回帰は必要だろう。二人きりの静かな空間というのもいいものだ。 ちなみに、(ある意味)この森に来てエリスと出会うきっかけを作ってくれた、 父上+二名の墓も家の傍に作っておいた。 僅かばかりの感謝の念と弔いの意味を込めて作ったのであり、 決して、供養しないとまた化けて出てきそうだとか思ったわけではない。 閑話休題 そして理由その3。最近これがある種一番の理由になりつつある。 ズバリ、人に会いたくないのだ。 別に『私とエリスの愛の巣窟に近寄るな』とか言うつもりはないが、 『私とエリスの時間を奪うな』とは言いたくなってしまう。 原因はまたしてもあの憎きメナスだ。 一月前、英雄の弔いもろくに終らぬなか、私とエリスとリア…そして王者の剣が奴に呼ばれた。 飛び出た言葉は 見えますか大統領(省略)竜がいなくなってもお前たちのやるべきことは変わらない。 というわけで両ギルドとも次はこのミッションをクリアしたまえ。 ミッションの内容は覚えていない。 そもそも言う前にその場にいた全員でエグゾーストスキルを三連でたたき込んでやった。 お前もっと他に言うべきことがあるだるだろうと。せめて散った英雄に言うことはないのかと。 しかも何故未だ上から目線なのかと。本当に疑問がつきない。 しかも腹立たしいことに、メナスの発言もあながち間違ってはいないのだ。 竜の襲来で忘れられがちだが、そもそもハントマンは竜襲来以前から存在していて、 その主な役目は、困った人の手助けから魔物の退治まで多岐に渡る。 竜がいなくなっても、『昔の元の姿』に戻るだけで、ハントマンは変わらず存在するし、 竜以外の魔物も普通に各地で暴れ続けているのだ。 つまり、メナスの言葉を要約すると、 『お前たち今すぐユグドラシルの代わりに溜まった仕事片付けてこい』 ということだ。 ……それ以来人目を気にする毎日なのだ。 ヘイズ戦、及び最終決戦で無駄に私達の名が広まった結果、依頼量が凄まじい。 ちょっと外に出て誰かと会話するだけで、 クエスト【刃こぼれした刀を100個集めて!】が発生しました クエスト【官能の奉仕者を無傷で捕獲せよ!】が発生しました クエスト【十万貸してください】が発生しました この有様。しかもどれも受理したくないクエストばかりときている。 ユグドラシルがいなくなり、必然的にNo1ギルドとなった王者の剣はさらに悲惨らしく、 1週間前偶々会ったネストルはひどくやつれていて、 「俺……クエストが全部終わったらユーリィと結婚するんだ……」 と言い残して森に消えた。その手に【白銀水を100個集めて!】と書かれた紙を持って… 実に嫌なフラグだ。しかも私自身にもあてはまりそうだし…… さらに問題なのが、この森奥に建てた家の存在が一部にばれているらしいことだ。 少し前から、わざわざ玄関の手紙受けに直にクエスト依頼書を入れてくる連中がいる。 何故ばれた、何故平穏な日々を過ごさせてくれない、何故無茶を言う! ……そうこう言っている間に手紙受けの前に立ってしまった。 ああ開けたくない。実に開けたくない。 朝食を終えて現在の時刻は7時を少し過ぎた程度。 この時間から満杯だったら、またしても1日の殆どがクエストで終わってしまう。 頼むから入っていないでくれ。たまにはゆっくりさせてくれ。 あけるぞ?あけてしまうぞ!? ガチャドドドサー…… 片手では抱えきれない量の依頼書が雪崩てきた。 うん、わかっていたさ。だがへこむ。 「ソウマ様、今日は…やっぱり駄目みたいですね……」 様子を見に来たエリスは私の顔を見るなりその耳をへたらせてしまう。 多分今の私の表情は、諦め混じりの半笑いなのだろう…… 「えっと…とにかく内容を見てみませんか?もしかしたら簡単なものばかりかもしれません!」 うむ、確かに一昨日の依頼【コルリアロールが食べたい!】はすぐに完了した。 ……その次の依頼【ゼンダメンマが食べたい!】で一日中筍掘りをする羽目になったが。 だが希望は捨ててはいけない。さて…今日の依頼は…… 【デリカ鉱石を20個集めて!】 「「はぁ……」」 エリスと揃ってため息ひとつ。 まだマシな部類だが、今日は一日山で過ごす羽目になりそうだ…… 「【モテモテ騎士が憎い!】…だからどうしろと?」 「【処分に困っているフロワロシードをなんとかして!】…これは無視できませんね…」 机の上に依頼書をエリスと二人で仕分けする。 ふざけた依頼から、本当に緊迫状態の依頼もあるため確認は怠れないのだ。 「【ポータルレー修理依頼】………ポータルって壊れるんですね」 「【エリスさんを私にください!】…誰が渡すか!というよりこの字は店主だな?!」 以前エリス宛てに『良き妻になる方法エプロン編』などの本が送られてきたりと、 アイゼンの万屋の店主とは今も交流はある。 他に野菜を送られてこともあるので感謝はするが、これは別だ。 仮に悪ふざけだとしても一撃はいれる。そもそもあの日の覗き行為のこともあるし。 「【かわいげを手に入れてくれ】……え?」 「これは手紙か…【無料招待券。たまには会いに来てね】……リアか…元気そうだな」 リアとは決戦の翌日に別れた。 『二人の邪魔しちゃ悪いから……』とのことで、リア自らの申し出で。 最初は一人で大丈夫かと不安だったが、すぐにニギリオの宿に就職したあたりが逞しい。 アリエッタや他の従業員と協力して、ニギリオの宿乗っ取り計画を企てたらしく、 こうやって『無料』の招待券が発行されているところを見ると、計画はかなり順調な様だ。 ちなみに主な乗っ取り方法は全従業員による調教鞭打乱れ打ちらしい。 少々手荒な気がするが、あそこの連中もルシェを奴隷扱いしていたのだから、 自業自得、因果応報というやつだ。 「リアさんもアリエッタさんも元気みたいですね」 「ああ、時間に余裕ができたら顔を見せないとね…」 「でもソウマ様、その招待券の後ろに張りついている個室肩揉み券は使わないでくださいね? わざわざ個室のあたりが……凄く嫌な予感がするんです」 「わ…わかったよ……」 確かに私もなにかを感じる。肩揉みがエスカレートしそうなそんな予感が…… せっかくだがこの券は封印しておこう…… 「これは…ユーリィさんから?【ネストルを探して!】…え?」 「こっちも同じ内容だ。ゲンブ殿からだが【森で行方不明のネストルの捜索願い】……」 ……これは最優先で受理すべきクエストだな。 今日はいつも以上に疲れる一日になりそうだ。 「マイソウルメイト!ここを開けてくれたまえ!」 「……この独特な声は…」 「ハノイだな…何故この場所が……」 本当に、いつも以上に疲れる一日になりそうだ…… 渋々玄関扉を開けると、案の定そこには桃色の髪が嫌でも目立つハノイが。 「ハノイか…久しぶりだな。悪いがこちらも忙しくてな。 クエスト依頼ならまた…別の日…に?ハノイ、となりの女性は誰だ?」 正直追い返すつもりだったが、ハノイの他にもう一人来客がいて機を逃してしまった。 背丈はエリスより少し高い程度の、ハノイに負けず劣らず目立つ桃色の髪と耳を持つ少女… 姿格好からしてハントマンと思われる。得物は両手剣か…… 「えっと、初めまして。ボクはハルカラ。その節は主人がご迷惑をおかけしたようで……」 「初めまして。私はソウマ。別にご主人に迷惑をかけられたことは……はい!?」 待て。かなり待て。超絶待て。今この少女はなんと言った!?主人…!? 「そうそう、迷惑なんてかけてないさ!彼らは僕のソウルメイト、いわば分身なのだから! それはさておきマイソウルメイトよ!今日は君たちにお知らせがあるんだ! 僕はついに見つけたんだよ!真実の愛、TRUE LOVEを!ついに僕の愛が受け入れられたんだよ! もう孤独な愛狩人ではないんだ!愛狩人ツインズなんだよ! 今度僕たち結婚するんだよ!」 「「――――――――――――!!!!????」」 誰か叫び声を抑えた私とエリスを褒めてくれ。 寝耳に水なんて生易しい衝撃ではないぞこれは!寝耳に30㎜機関砲でもまだ足りない! ハノイが、結婚だと!?この少女と!?まだ小さいのに!? いや待て、その理論だとエリスに手を出した私もアウトだ! ああ違う違う落ち着くんだ私!この場合言うべきことは…… 「そ…そそうか!よかったなおめでとう!」 「お…おめめととござざいますハノイさん!」 よし言えた! 「ありがとうマイソウルメイト!これが結婚式の招待状さ。是非きてくれよ!」 式場・ミロス大聖堂……本当に結婚するのか…あのハノイが… マレアイアにて醜態を晒したあのハノイが……私よりも先に…… なんだこのよくわからない敗北感はっ!? しかし…私達がハノイのクエストを手伝ってから、まだそんなに時は流れていない。 この短期間の間に何があった!? 「ハノイ、ひとついいか…?」 「なんだい?」 「彼女…ハルカラさんとはどういう経緯で知り合った?」 「あぁ、あの真竜ヘイズ討伐作戦の日に…ごめんよ、君たちにとっては思い出したくない日だね」 「いや…構わんよ」 「あの日僕たちも君たちと同じように前線に駆り出されてね。 あの剣の群れに散々追い掛けられて…気付いた時には僕とマイハニーは囲まれていたのさ。 もう駄目か…そう思って二人で最後の抵抗でエレメントフォロアを使ってみたら…… 凄いきたね!一撃であの剣を倒したからね!見事な愛の連携プレイ! 生半可な相手とじゃあんな連携できっこない!つまり……」 話が長い…愛は盲目とかいうやつか。 早い話が、極限状態の中での奇跡的連携と同じ髪色に二人共運命を感じたらしい。 私が驚いたのは、ハノイが普通に戦闘をこなせることだ。 ずっと一人旅をしていて勝手に強くなったとのこと。ついでに3色全ての魔法も使えるらしい。 ……人を見かけで判断するものではないな。 「…して僕たちの愛は確固たるものになったのさ!ラブって素晴らしいよね!」「…あぁ」 「君たちもラブを大切にしなよ!それじゃ僕はそろそろ失敬するよ。行くよマイハニー!」 「はい、あなた!」 桃色のオーラを出しながら、ハノイ…いやハノイ夫婦は去って行った。 「まるで嵐だな……」 「えぇ……」 懐の時計に目をやれば、短針がひとつ進んでいた。 一時間も語られたのか…… 「少し時間が押したか…手早くクエストを終わらせるとしよう。 一通りの道具はあるな。よし、行くぞエリス」 「はい……あなた」 …………………… 「きゃああああぁぁぁ!?ごごごごごごめんなさい! 悪気はないんです!ただハノイさん達を見てたらなんかそう言いたくなったといいますか、 気の迷いといいますか、羨ましかったといいますか、ああそうじゃなくて…… とにかくソウマ様本当にごめんなさい!」 「何をそんなに慌てているんだ?むしろ様を取った呼び方だから嬉しいくらいだぞ?」 半分嘘だ。内心私も凄く慌ててる。なんだこの感情は……! ハノイ夫婦の妙な空気にあてられたか……? 「ハノイ達が羨ましいなら、私達も今すぐに式を挙げてみるか?そうすれば完全に問題はない」 「なっ!?だ…駄目ですよ!ソウマ様がゆっくり落ち着いてからって言ったんじゃないですか!」 「そうだったか?」 「そうです!そそそれじゃあ早く行きますよ!ネストルさんがきっと助けをまってます!」 「そうだな……では行くとしようか、奧さん?」 「~~~~~~~~っ!!??」 不意打ちの仕返しにこちらも軽く不意打ちで返すと、 エリスの顔は急速に赤く染まっていった。もっとも私も負けてはいないだろうが…… 我ながら頭のネジが抜け落ちすぎである。なんとまあ恥ずかしいことを! ……恥ずかしいついでに、本当に仕事全て投げ捨てて式を挙げてしまおうか? いやいや、流石にそれはまずいか。やはりけじめはつけないとな。 ほんの少し未練があるが…… 「ほら、行きますよソウマ様!」 顔を赤くして、けれどどことなく嬉しそうなエリスに左手を引かれ、 私は今日も、そしてこれからも、愛する人と共に忙しいながらも幸せな日々を過ごしていくだろう。
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/28.html
ショップ ストーリーを進めると商品が増える 武器屋 防具屋 道具屋 コメント 武器屋 [#wepon] 名称 値段 備考 職業 脇差 20 初期 サムライ 大般若 90 初期 野太刀 150 1.5章開始時 不知火 650 都庁改修 工業開発区Lv1 千鳥 2,450 都庁改修 工業開発区Lv2 紫雲 5,750 都庁改修 工業開発区Lv3 同田貫 7,100 都庁改修 工業開発区Lv4 斬貫刀 8,500 都庁改修 工業開発区Lv5 村雨丸 11,900 都庁改修 工業開発区Lv6 阿修羅 17,900 都庁改修 工業開発区Lv7 ナイフ 20 初期 トリックスター ダガー 75 初期 ククリ 120 1.5章開始時 エアーナイフ 550 都庁改修 工業開発区Lv1 叢雲苦無 1,800 都庁改修 工業開発区Lv2 アサルトダガー 4,750 都庁改修 工業開発区Lv3 シーリングダガー 5,900 都庁改修 工業開発区Lv4、麻痺付与 サクス 7,000 都庁改修 工業開発区Lv5 双刃オルトロス 9,800 都庁改修 工業開発区Lv6 氷剣フロスト 14,800 都庁改修 工業開発区Lv7、凍傷付与 ハンドガン 20 初期 デリンジャー 120 初期 古式銃 180 1.5章開始時 スティンガー 800 都庁改修 工業開発区Lv1 ライトニング 2,700 都庁改修 工業開発区Lv2 魔槍銃 7,000 都庁改修 工業開発区Lv3 ハイ・デリンジャー 8,600 都庁改修 工業開発区Lv4 イーグルアイ 10,000 都庁改修 工業開発区Lv5 レイジングブル 14,000 都庁改修 工業開発区Lv6 ジェノサイダー 21,000 都庁改修 工業開発区Lv7 ナックル 20 初期 デストロイヤー 鋼鉄の拳 105 初期 ツインバンカー 175 1.5章開始時 ブラスナックル 750 都庁改修 工業開発区Lv1 ショックバンカー 2,500 都庁改修 工業開発区Lv2 パワーナックル 6,250 都庁改修 工業開発区Lv3 ブラスナックル改 7,800 都庁改修 工業開発区Lv4 ブレイクナックル 9,300 都庁改修 工業開発区Lv5 闘魂フィスト 13,000 都庁改修 工業開発区Lv6 カイザーナックル 19,500 都庁改修 工業開発区Lv7 クロウ 30 初期 サイキック アイアンクロウ 100 初期 バーンネイル 160 1.5章開始時、火傷付加 バトルファング 730 都庁改修 工業開発区Lv1 轟雷の爪 2,550 都庁改修 工業開発区Lv2、麻痺付加 月華の爪 6,625 都庁改修 工業開発区Lv3、呪い付加 シルバーファング 8,200 都庁改修 工業開発区Lv4 シープネイル 9,750 都庁改修 工業開発区Lv5、睡眠付加 インセクトクロウ 13,500 都庁改修 工業開発区Lv6、スタン付加 零獄の爪 20,300 都庁改修 工業開発区Lv7、凍傷付与 チャクラム 20 初期 ハッカー モーターギア 80 初期 バトルチャクラム 125 1.5章開始時 旋風刃 580 都庁改修 工業開発区Lv1 ハープーン 2,150 都庁改修 工業開発区Lv2 マインスリーパー 5,000 都庁改修 工業開発区Lv3、睡眠付加 熱風車 6,250 都庁改修 工業開発区Lv4、火傷付加 アクセルギア 7,500 都庁改修 工業開発区Lv5 シャドウエッジ 10,500 都庁改修 工業開発区Lv6、出血付加 大車輪 15,600 都庁改修 工業開発区Lv7 防具屋 [#guard] 名称 値段 備考 ムラクモ標準服 10 初期 ムラクモ戦闘服 1,980 都庁改修 工業開発区Lv2 ムラクモ強化服 7,000 都庁改修 工業開発区Lv5 アイアンブレスト 80 初期 ラバールプレート 120 1.5章開始時 スチールブレスト 650 都庁改修 工業開発区Lv1 シルバープレート 1,650 都庁改修 工業開発区Lv2 リネンキュラッサ 4,375 都庁改修 工業開発区Lv3 ボディアーマー 5,500 都庁改修 工業開発区Lv4 ナノプレート 6,600 都庁改修 工業開発区Lv5 アイギスプレート 9,200 都庁改修 工業開発区Lv6 ブリガンダイン 16,300 都庁改修 工業開発区Lv7 ケブラーシャツ 55 初期 アンダーウェア 80 1.5章開始時 レザーベスト 500 都庁改修 工業開発区Lv1 フェザーベスト 1,400 都庁改修 工業開発区Lv2 レージングウェア 3,750 都庁改修 工業開発区Lv3 サバイバルブレザー 4,550 都庁改修 工業開発区Lv4 ドローミチェスト 5,400 都庁改修 工業開発区Lv5 グレイプニルベスト 8,300 都庁改修 工業開発区Lv6 エムブレムコート 14,500 都庁改修 工業開発区Lv7 アタックリングI 200 初期 アタックリングII 4,000 都庁改修 工業開発区Lv4 ガードリングI 200 初期 ガードリングII 4,000 都庁改修 工業開発区Lv4 フェザーリングI 300 都庁改修 工業開発区Lv1 フェザーリングII 7,500 都庁改修 工業開発区Lv5 キラーバンド 1,500 都庁改修 工業開発区Lv3 サバイバルベルト 4,000 都庁改修 工業開発区Lv5 パラスガード 150 初期 バーンズガード 150 初期 ベノムガード 150 1.5章開始時 ブラインドガード 200 1.5章開始時 コンフュガード 800 都庁改修 工業開発区Lv2 ダウナーガード 800 都庁改修 工業開発区Lv2 デッドガード 800 都庁改修 工業開発区Lv2 ストーンガード 1,000 都庁改修 工業開発区Lv3 スリープガード 1,200 都庁改修 工業開発区Lv4 ストップガード 1,200 都庁改修 工業開発区Lv4 フロストガード 2,000 都庁改修 工業開発区Lv6 フィジカルガード 2,000 都庁改修 工業開発区Lv3 道具屋 [#item] 名称 値段 備考 メディスI 15 初期 メディスII 60 初期 メディスIII 300 都庁改修 工業開発区Lv2 ミルロメディス 1,000 都庁改修 工業開発区Lv6 ヒールエアロI 30 初期 ヒールエアロII 200 都庁改修 工業開発区Lv1 ヒールエアロIII 600 都庁改修 工業開発区Lv3 ヒールエアロIV 1,500 都庁改修 工業開発区Lv6 マナ水 30 初期 白銀水 400 都庁改修 工業開発区Lv5 竜蒼水 1000 都庁改修 工業開発区Lv7 ナノエイド 75 初期 ナノファイン 250 都庁改修 工業開発区Lv2 ナノホープ 1,000 都庁改修 工業開発区Lv4 ヒュプノ結晶 3000 都庁改修 工業開発区Lv7 パラエル 10 ブラネル 15 ポワゾル 10 オゾナール 20 ストナル 50 都庁改修 工業開発区Lv3 ソルマネル 100 都庁改修 工業開発区Lv2 スモークグレネード 100 都庁改修 工業開発区Lv1 迷彩ツール 30 初期 光学迷彩ツール 100 都庁改修 工業開発区Lv5 脱出キット 10 初期 コメント [#comment] とりあえず改修Lv1で追加される品物を追加。備考に関してはその旨を書いておきましたが、火傷など、アイテムそのものに孵化される特殊効果は記載欄を新しく追加した方がいいような -- 名無しさん (2011-11-26 15 06 26) Lv6まで追加+機種依存文字を変更 -- 名無しさん (2011-12-02 22 09 18) サイキックの武器で「零獄の爪」、道具屋で、「竜蒼水」、「ヒュプノ結晶」サムライの武器で「阿修羅」トリスタの武器「氷剣フロスト」デストロの武器で「カイザーナックル」ハッカーの武器で「大車輪」確認。追加頼む。 -- 名無しさん (2012-05-18 18 41 52) ↑追加。これで一応全部そろったと思う。間違いあったらすまん。 -- 名無しさん (2012-05-18 19 28 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/79.html
「あ~知らないねぇ~」 「アイゼンの奴なんか知るはずないだろ!」 「だ~れ? そのおにぃちゃん? ねぇそれよりさぁ~♪」 「ウホッ! いい男」 ネパンプレス帝国に着いて三日間。四人は手分けして情報収集に勤めた。 一人は酒場で、一人は城で、一人は街中で、一人は広場でそれぞれ探したが、何の情報も得ることなく今日も日が暮れる。 四人は疲労――走り回った者もいれば、子供と遊んだ者もいて、何故か尻を押さえた者もいた――しながら、宿へと戻ってきた。 「あ‥‥お帰りなさい‥‥どうでした‥‥?」 四人共首を横に振る。 「そう、ですか‥‥。私の方もダメでした」 彼女は各店を聞いて回っていたが、そこでも何の情報を得ることは出来なかった。 「お店の方は‥‥最近、殆ど冒険者(ハントマン)は来ていないそうです」 彼女の耳が元気無さそうに垂れる。それを見て、やはり一人はにやけ、やはり隣りの仲間が背中を抓った。 「彼‥‥どこにいるんでしょうか‥‥? もしかして‥‥魔物に‥‥?」 彼女は不安からか、最悪の結末を口にする。四人は各々それは無い、と励ました。 「だって‥‥キャンプでは誰かが見ていたのに‥‥ここでは‥‥誰も‥‥」 悪い方向へと考えてしまう彼女の悪い癖は旅の途中幾度もあった。そのたびに、流砂を抜ければ、キャンプに行けば、砂漠に行けば、ネパンに行けばと延ばしてきた。が、どうやらそれも限界みたいだ。 彼女は疲弊からか、泣き出した。静かにしかし止めどなく溢れる涙を止める術を四人は持っていない。 困り果て、一旦戻った方がいいかと思い、宿を出る支度をする。その途中。 「アレ? もしかして‥‥アンタ達‥‥」 誰かが後ろから声をかけてきた。一人、自分の事かと振り向く。すると、どこかで見た三人組がいた。 「やっぱり! 覚えてる? ほら、カザンで会った!」 その言葉に四人全員がかつて、リタという女性の為に仲間を集めた懐かしい記憶を思い出す。 「いやーあの時は世話になったわね! おかげで最高の旅が出来てるわ! 本当にありがとう!」 元気よく、ハキハキと喋るリタに四人は少しばかりの元気をもらったような気がした。 リタは三人で行動しているのを一人が思い出して、他の人はと尋ねる。 「ん? あぁ買い出しに行っているわ。 三人ってのは辛いけど、何とかやっているわよ。でもたまにだけど、一人旅の人と一緒に行動する事もあるから多分ずっと三人でやっていくと思うわね。だってそっちの方が面白いもの!」 その向日葵のような満面の笑みに疲れがどっかに行ってしまったのか四人とも微かにだが微笑んだ。 ふと、一人が気付く。『一人旅と一緒に行動する』。まさかと思い、真剣な表情で問う。 「え? その男なら確かに会ったけど‥‥何で?」 その答えに他の三人もリタに詰め寄り、どこに行った!? いつ会った!? 自殺とか考えていなかったか!? 好きなタイプは!? と各々問いただす。 「ちょっ、落ち着いて! え、えーと‥‥確か三日前に出会って、今日の朝別れたの。 ネパンに行かないの? って聞いたら『あの耳を見たくない』って言うけど生まれがアイゼンだって聞いてたから深く言及しなかったわ。 自殺とかは考えていなかったと思うけど‥‥今思うと、ちょっと心配かも‥‥。 行き先は‥‥えーと、確か‥‥何だっけかな‥‥確か‥‥余り聞かない名だからちょっと覚えてないけど‥‥確か‥‥そう、ヒューロとか、そんな感じだった筈よ」 その言葉に一人だけ、ヒューロ氷洞‥‥! とまるで帝龍来襲の報を聞いた兵士のような顔をし、別な一人が知っているのか!? と、険しい表情で聞く。 ――ヒューロ氷洞。極寒の洞窟であり、己が武を極めんとする者達が行く修練場でもある。 だが、ヒューロ氷洞は常に氷点下を下回り、初代剣聖から始まる代々剣聖の愛用した剣が収められている場でもある故か魔物は愚か人間にまで狂暴化する。 その為重傷者、死亡者は勿論。その狂気に当てられ、元々の自分を見失う者が出てくる。 激痛により痛覚が麻痺し、身が滅ぶまで戦おうとする者。 恐怖の余り近づく者全てを殺そうとする者。 友の死という悲しみ、又は怒りに身を委ね、自暴自棄になりながらも剣を振るう者。 自らの終焉を悟り、自決をする者。 果ては戦う事ではなく、殺すことに喜びを感じ、殺人鬼として生きる者までもが産まれる場。それがヒューロ氷洞。この世の地獄とも言われる悪魔の地である――。 ヒューロ氷洞を知っている一人が皆に知っている全てを話した。 しかも、その狂気溢れる場は今やフロワロで埋め尽くされているものの、立ち入り禁止にならずに今でも修練する者が籠もっているらしい。 四人――三人とリタ――は冷や汗をかいた。 理由は三つ。一つ、行った場所がヒューロ氷洞という最悪の場。一つ、ここからだと山を越えなくてはいけないが、そのためには一週間を要すること。一つ、彼が――失恋して、死にたがっているのではないかということ。 全員が一瞬にして静まった。暫くして、リタがゆっくりと口を開く。 「‥‥え? えーと‥‥それじゃあ、何? もしかして貴方達が探している人があたし達と出会った人で、その人は誤解から失恋したと思い込んで、その‥‥ヒューロ氷洞ってとこで憂さ晴らししようってこと?」 一人が静かに頷く。 「そんでもって、そこは危なくて、死亡者も出てくる場所ってことで、その人はそれを知っていたんだから‥‥つまり‥‥自殺志願、の‥‥可能性、大?」 同じく、頷いた。 「‥‥じょ、冗談じゃないわよっ!」 リタは拳を握りながら、誰に言ったのかよくわからないが誰かに向かって叫んだ。 「あたし達は人助けがモットーのギルド! 自殺する人の手助けなんか絶対にさせないんだからね! それに‥‥あんた達には借りがあるんだから益々見過ごせないわよっ!」 すかさず、自分の荷物を取り、出発の準備をする。 「あたし達は一足先にそのヒューロってとこに行くわっ! じゃあねっ!」 叫ぶなり、リタは走り出した。階段を下りようとした時、止めようとしたが、声すら届かなかったのだろう、わき目もふらず走っていく。 リタの目は本気だった。彼女のこの一直線の性格は、彼女が仲間を作るのに苦労した最大の要因であり、今の仲間を惹きつける最大の要因であるのだろうと、改めて納得した。 ◇◇◇ 「ったく‥‥迷子になるから俺から離れんじゃねーよってあれほど行ったろうに‥‥」 「す、すみません‥‥あれ? あれってリーダーじゃ‥‥」 「ん? 本当だ。オーイ、リーダー。宿とってく「それどころじゃないっ!」 「え! あ、おいリーダー! ちょっ、そんな急いでドコ行く「ヒューロよ! 山越えよっ!」 「は? リーダー説明を‥‥「良いから来るっ!」 「‥‥はい」 「うぅ‥‥久しぶりのベッド‥‥」 ◇◇◇ 四人はすぐさま、支度をするため、振り向いた。そして、止まった。そこには彼女がいた。手が微かに震え、口は僅かに開閉しつつ短い間隔で呼吸し、目を見開いていた。 彼女は静かに言葉を紡ぐ。 「‥‥うそ‥‥だ‥‥」 彼女は静かに言った。それだけ言った。そのまま彼女は涙を流し、何も言わなかった。 「ここは‥‥」 黒。ただ暗い闇の世界の中。彼女は何故、ここにいるのか分からなかった。 『大丈夫か?』 『‥‥い』 声が聞こえる。振り向くと、そこは夜の路地。一人の少年が一人の少女に向かって、手を差し伸べていた。 「あれは‥‥」 この光景に彼女は見覚えがある。これは自分の記憶だ。同時にこれは夢であることが分かった。 だが、この先を思い出せない。自分の記憶なのに何故思い出せないのか分からない。 疑問は解消されないまま、少年と少女は動く。 『ここにいると危険だ。早く‥‥』 『‥‥さい』 あの少年は【彼】だ。そして、あの少女は私だ。紛れもない。これは彼との出会いだ。客観的に見ているが、これは私と彼の出会いだ。 そこまで思い出して、だがこの先の事が思い出せない。 疑問は解消されないまま、少年と少女は動く。 『どうした、早く『うるさい!』 少女は吠える。その声に彼女はビクリとした。 これは自分の記憶だ。あの少女は自分だ。では何故彼に対してあんな声をするのか。 「‥‥あ、あぁ‥‥あぁ‥‥!」 そこまで考えて、全部思い出した。この先に起こることも全部。 ――駄目。駄目‥‥! 駄目! 彼女は叫んだ。いや、叫ぼうとした。だが、声はでない。さっきまではあんなに簡単にだしていたのに。 『何を――』 『うるさい! だまされない‥‥! もう、わたしはだまされないっ!』 少女はいつの間にかナイフを持っていた。どうして持っていたのか、そんな疑問すら彼女は浮かばずに必死に止めようと走る。だが、幾ら走っても彼女は少女の元に辿り着けない。 少年と少女は動く。 『落ち着いてくれ! 俺はそんなつもりはない!』 『だまれっ! そういってちかづく‥‥! もうだまされないっ!』 ――違う。彼は、彼は本当に私の為にしてくれた。だから、だから‥‥! 『‥‥』 『! く、くるな!』 『俺は‥‥お前を手当したいだけだ』 ――止めて。止めて止めて止めて止めて止めてっ‥‥! 『くるなぁ!』 『‥‥刺したければ、刺せよ』 『あ、うぁ‥‥!』 少女は、動いた。 少年は、動かなかった。 『うぁああああああああ!』 「止めてぇええええええ!」 肉を抉り、骨をも削り、生暖かい血の音と感覚。それらを彼女は『思い出した』。 「はぁ! はぁ‥‥はぁ‥‥」 彼女は起きてすぐ、自分が何か、硬いところで寝ていた事に気が付いた。 すると横からここ数日見慣れた顔があり、その人は喜んだように他の人の名前を呼んだ。 「‥‥あ」 彼女は思い出した。彼に関する情報を。余り声は大きくなかったが、ルシェ族特有である発達した聴覚は聞こえていた。 聞きたくなかった。それが彼女が聞いてしまった情報の感想。 ――彼は自殺をしようとしている。 知りたくなかった。そこまで彼を追いつめてしまっただなんて。 知りたくなかった。自分の臆病さ故にこんな事になってしまっただなんて。 知りたくなかった。彼が死のうとしているだなんて。 「私の‥‥せいだ‥‥」 全ては自分の臆病さから始まった。 全ては自分の卑怯さから始まった。 全ては自分の無力から始まった。 全ては自分の生まれ――ルシェである事から始まった。 「‥‥私が‥‥ルシェだから、だ‥‥私が‥‥!」 そう考えた彼女は近くにあったサバイバルナイフを取り、自分の頭上にある忌まわしき耳へと刃先を向け、力を込める。 一瞬だった。 ◇◇◇ 気付いたら、誰かが泣いていた。何故泣いているのか彼女は分からなかった。 しかし、握ったナイフが側に落ちていて、それは血が付いていて、それが自分がさっきまで持っていたナイフだと気付いて彼女は理解した。 「‥‥ごめんなさい」 この人は自分の為に泣いているのだ。自分の身勝手で軽はずみな行動がこの人を泣かせてしまったのだ。彼女はそれを理解した。 ふと、自分の耳はどうなったのか気になった。動かしてみると痛みが襲ってくる。 それに気づいた別な一人――ヒーラーだろうか。応急処置程度のキュアを教えてくれた人――が答えてくれた。 右耳が中ほどまで切られているが大事には至らないこと。念の為、後一日だけ、包帯は巻いておくこと。丁寧に教えてくれたその人に対してごめんなさいと、彼女再度謝った。 「私の‥‥私の話、聞いてくれますか‥‥?」 彼女の問い掛けに全員が肯定した。 彼女は言わなければならないと知っていたし、彼らも聞かなければならないと思っていた。 彼女と『彼』の話には矛盾があった。 彼は彼女の想い人ではない。なのに彼女は彼が想い人だと言っていた。それがまず一つ。 二つ目に彼女の話に肝心の場面――彼との出会いが無い。最も大事で、最も話したがる場面を彼女は隠していた。 そもそも何故、彼女は彼が想い人だと知っているのか。愛の力だとかそんなので決め付けるのはおかしいし、第一初めて出会ったのはアイゼンで次に会ったのはゼザだ。幾ら何でも気付くとは思えない。 計三つの矛盾は全員が気付いていた。だが、彼女が喋りたくなければそれでもいいと思っていた。 しかし、ここまで彼女と彼を追い詰める事となれば、流石に事情を知らなければいざという時危険である。 最悪、何か出来たのに、何も出来ない事態になる事だってある。 彼らは彼女の話を聞くため、そこら辺へ座る。 「私と彼の関係‥‥使用人と貴族と‥‥以前は言いました」 彼女は自らの過去を、真実の過去を話す。 「本当は‥‥違うんです‥‥私は‥‥私は‥‥!」 ――奴隷、なんです。今も‥‥あの男の‥‥。 ゆっくりと、しかし確かな声で彼女は話し始めた。 ◇◇◇ 男は考えた。 今、やって来たのは人だった。男が殺したのはその人だ。その人は自分を殺しにかかってきたのだから。 男は考える。 何故この人は自分を殺そうとしたのだろうか。どうして敵意もない自分を殺そうとしたのだろうか。そもそもこの人は誰なのだろうか。もしかしたら知人かもしれない。 男は悩んだ。 どうしようか。これは殺人だ。殺人は犯罪だ。故郷を捨て、家族を捨て、全て八百万の神々の名の下に誓ってまで捨て去った自分の一切が、今自分の頭の中を駆け巡る。 男は気付いた。 殺気が自分に向けられているのが。それが『人』であることに。そして自分の周りに魔物までがいることを。 男は動いた。 ただ、死にたくないと思ったから。ただ、一度でいいから彼女に謝りたかったから。 男は武器を取り、その殺気へと、自ら歩み寄った。 男は動くことだけは止めなかった。だが、『動くこと』意外は一切止めた。 男は何かを失った。大事な何かを失った。男は気付いたが、それが何なのか分からない。暫くして――男は、考えるのを止めた。 ◇◇◇ ◆◆◆ 彼女に父親は存在しない。彼女に母親は存在しない。生まれは貧民街。育ちは孤児院だった。 物心付いたとき、彼女は黒髪の男に暗いところへつれて行かれ、こう言われた。 ――私の名はジェン。ようこそ、欲望の溜まり場へ。 記憶に残っている内、一番最初に口にくわえたのがペニスだった。一番最初に貰ったのが首輪だった。一番最初の人はその黒髪の男だった。初めて泣いたのも、その日だった。 六歳の頃、彼女は首輪をつけたまま箱に入れられ、誰かの家に運ばれる。 そこは彼女の『主人』となる者の家。そこからが、彼女の本当の地獄だった。 朝起きて、犯される。幼い彼女の体は中年男性の肉棒により、何も出来ずに弄ばれた。 朝食はパンと水。昼までは彼女は地下牢に入れられる。地下牢の中では水に混ぜられた媚薬により、性の快楽に狂いながら自慰をし続ける。 昼になり、彼女は仕事から戻ってきた男に鞭で叩かれる。 彼女にそんな性癖は無い。喜ぶはずがない。だが、媚薬いや、『躾』により、無理矢理彼女は悦ばされる。男はそんな彼女を縄で縛ってまたどっかへと行った。 夜になり、彼女は首輪だけをつけたまま、夜の『散歩』をさせられる。途中、変な薬を性器に塗られ、犬と交わらされた。 そして、体を井戸水で洗った後で彼女はまた犯される。 どんなに嫌がろうが、男は嫌がる彼女を寧ろ楽しみ、疲れるまで犯した。無論、彼女はそうなる前には既に失神しているが。 そんな日々が一週間続き、いきなりピタリと止んだ。 彼女は思った。 ――たすかった‥‥わたし、たすけられたんだ‥‥! 彼女はきっとどこかのヒーローが助けてくれたと思った。思いたかった。 首輪が繋がれたままでは逃げられないが、きっとヒーローが解いてくれるはずだ。それは現実になるはずなのだ。 だがそれは現実にはならなかった。 次の日の早朝、彼女は男の顔を見て、ヒーローは来ないことを悟り、絶望した。 男は言った。 『一番偉いのは誰だ?』 彼女は答える。 『‥‥あなたさまです』 『そうだ! 俺はいつか皇帝になる男だ! 分かったらとっとと舐めろ!』 横暴な男が差し出したのは肉棒ではなく、靴だった。 彼女は舐めるしかなかった。 男は命令する。 『もういい! とっととケツを差し出せ!』 彼女は従う。男は彼女の頭をベッドへと押し付け、その時首輪が首に当たり痛かったが、直ぐに彼女は別の痛みに声を上げる。 『くそっ! あの若僧‥‥リッケンとか言ったな‥‥! 俺が皇帝になればあんな奴‥‥! あんな奴如きぃ!』 男は何か叫んでいたようだが、彼女にとってどうでも良かった。 もしかしたら、その『リッケン』という人が助けてくれるのかもしれないが、彼女はそんな人知らないので、考えるのを止めて、意識を手放した。 幼き彼女の日々は筆舌しがたいほどの苦痛の連続で、男の性格は筆舌しがたいほど最低だった。 春、彼女は『休ませて下さい』と願った。 男は彼女の手首を荒縄で縛った後、その余った荒縄で彼女を宙吊りにして、半日程鞭で叩いた。 その後、塩水を彼女にかけて、丸一日放置した。それが休暇だと言って。 夏、彼女は『暑い』と言った。 男は風呂に冷水をためて、手首を繋がれた彼女に『飲め』と命じた。言われるまま飲もうとするといきなり髪を抑えつけられ、冷水へと入れられた。 息が出来ずもがいていると、急に上げられ息をしようとせき込んでいると愛撫も無しに挿入され、また冷水へと入れられた。それを何度か繰り返すと、男はボヤいた。 『こういうのもいいな』と。 以降暑い日は、彼女はこれをされるようになった。 秋、彼女は『お腹が空いた』と口にした。 男は地下牢に彼女を首輪だけの姿で入れて、同時に裸の男を4、5人入れた。 彼女は輪姦されながら、男の声を聞いた。 『たらふく精液でも飲んでろ。雌豚』 週に一度、彼女は輪姦されることなった。 冬、彼女は『寒い』と呟いた。 男は彼女の首輪の鎖を自分の犬の首輪と繋ぎ、外からは見えない庭へと放した。彼女は何も着ていないので震えが止まらず男に『服を下さい』と言った。男は応えた。 『寒いならそこの雄と交わればいいじゃないか。薬で発情させたから安心してヤりたまえ』 彼女は男の言葉に従い、男はそれを見ながら酒を飲んでいた。 彼女が何を言っても、男はそれを口実に彼女で遊び、犯した。 彼女は何か言えば、男にヒドい目にあわされると知ったので、彼女は七つの頃には余り喋らなくなり、八つの頃から、何も言わなくなった。 男はそれさえもネタにして、どうやったら喘ぐかゲームをし始めた。彼女は何も喋らなくなってから半月で、何もしなくなった。 ◇◇◇ 九つの頃、彼女は買い物を命じられた。他の使用人が風を拗らしたらしい。彼女は雪降る中、上下それぞれボロボロの服を一枚ずつ着て、買い物へと向かった。 その道中、彼女は路地裏へと連れ込まれる。男が三人、そこにいた。 一人が彼女の喉元にナイフを突きつけながら、動くなと言う。 彼女は言われた通りに何もしなかった。言われるがまま彼女は犯さた。 次に目が覚めるのは路上で、帰ったら今度は何をされるのだろうか。出来れば痛く無いのがいい。そんな感じの事を考えていた。 誰かが助けに来る何て希望はもう持たない事にしていた。どうせ絶望してしまうのだから。 ふと、彼女は気付いた。触られている感触が無い。不思議に思い、目を開ける。 そこには誰かがいた。 暗くて顔がよく見えないが、身なりから貴族だと言うことは分かる。その貴族の足下には先程の男達三人全員が倒されていた。 【彼女】と【彼】はこうして出会った。 それは神の気まぐれか、悪魔のイタズラか。 彼と出会った彼女は、初めて人の【温もり】を知り、同時に一生背負う【罪】を犯した。 ◆◆◆ 『はぁ‥‥! はぁ‥‥はぁ‥‥』 『ぐっ‥‥!』 何故彼女は彼を刺したのか。それは初めての【温もり】が皮肉にも、彼女にとって恐怖だったのだろう。 今までみたいに『何をされるか』が分かれば何も考えずにすむ。だが彼の『助ける』という行動は初めてだった。 そこから何をされるかわからない。もしかしたら本当に助けてくれるかもしれない。だが希望を持てば裏切られた時の絶望感が如何に大きいか、彼女は幼いながらも知っていた。 だから彼女は希望を持たなかった。なのに心の何処かでは助けて欲しかった。 それは痛みであり、悲しみであり、にもかかわらずに悦んでしまう自分自身から。彼女は解き離れたかった。誰でもいいから助けて欲しかった。 だけど彼は貴族だった。彼女に危害を加え続けてきた貴族だったのが、彼女を凶行に向かわせてしまったのだ。 『痛く、ねぇ‥‥!』 『! ひっ‥‥!』 彼女は彼を刺した。だが奇跡的にも急所は免れた彼は彼女の持つナイフを掴んだ。 『は、はなせ!』 『ぐっ! ‥‥断るっ!』 暴れる彼女によって刺さるナイフに腹を抉られ、激痛が彼を襲う。だが彼は決して彼女に暴力は振るわなかった。 『なんで‥‥! なんでなぐらないっ!』 彼女は喋っただけでも殺されかけた。だから彼女は何もしなくなった。なのに彼はここまでされて何もしない。 何故ここまでするのか。理由は単純だった。彼にはただ一つの信念があるからだ。 『それは‥‥俺、は‥‥』 その信念とは―― 『俺、は‥‥アイゼンの、民‥‥だから、だ‥‥!』 『アイゼンの民は、決して‥‥女性に暴力を、振るわない‥‥!』 彼の父母は最低だった。権力を盾に好き放題していた。だから彼は父母が嫌いだった。 『アイゼン、の‥‥民は、決して、人を‥‥見捨ては‥‥しない‥‥!』 彼の祖父母も最低だった。昔の栄光だけを語り、その時の悪習を平気でしていた。だから彼は祖父母も嫌いだった。 『アイゼン‥‥の、民、は‥‥たと、え‥‥死ん‥‥でも‥‥絶対に、守、る‥‥』 彼が好きだったのは、この国だけだった。 『国とは人だ』と、偉人は言う。確かにそうだ。国は人が造ったのだから。人がいない国など国ではない。 だが、彼の言う国とは【国家】ではない。【国風】なのだ。 彼は父母が、祖父母が、アイゼンの貴族が、全てを諦めた貧民達が嫌いだった。 彼は【アイゼン】が好きなのではなく、【アイゼンの民】が好きなのだ。 彼が命懸けで彼女を助けたのはただそうありたいと思ったから。それだけなのだ。 当時、彼はまだ十二。アイゼンではその年ではもう立派な大人としてのその心構えは身につけられていた。 だが、だからと言って、彼のような行動をとれる人間は果たして何人いるだろうか。 助けたのに、ナイフで刺され、それでもその信念を貫く彼こそ、世の人が言う【アイゼンの民】であろう。 『だ、から‥‥安、心‥‥し‥‥』 『あ‥‥』 彼はそれこそ【気合い】だけで立っていた。たが、痛みと出血により、とうとう倒れてしまった。覆い被さるように崩れてきた彼を抱きしめて、『あ、あぁ‥‥ぁあああああああああ!』 理解した。彼女はここまで来て、やっと自分の犯した【罪】の大きさを理解した。 『いや‥‥! いかないで‥! いやだ‥‥いやだぁああああ!』 彼は自分を初めて助けようとしてくれた人であること。 彼こそ、彼女を苦しみから解き放ってくれるであろう人であること。 そして、その彼を、自分が殺そうとしていたこと。 彼女は償うように、彼の魂が逃げぬように、幼く小さい手で彼を抱きしめた。 『いや‥‥! いかないで‥! いやだ‥‥いやだぁああああ!』 彼は自分を初めて助けようとしてくれた人であること。 彼こそ、彼女を苦しみから解き放ってくれるであろう人であること。 そして、その彼を、自分が殺そうとしていたこと。 彼女は償うように、彼の魂が逃げぬように、幼く小さい手で彼を抱きしめた。 ◆◆◆ そこから先、彼女は覚えていない。 気がつけば男の屋敷の地下牢でうずくまっていた。男が何か言ってきたのだがそれさえも無視する。 ただ、彼が無事なのか。それだけを想っていた。 しかし、もし助かったとしたら一番立場が危ういのは彼女である。 血まみれの服を着て、無気力に座っている彼女の姿を見れば、誰が見ようが犯人が彼女というのは一目瞭然だった。 彼女自身の保身を考えれば、彼を助けるのは得策ではない。ならば何故、彼女は彼を助けたのか。 ――独りになりたくない。 今、彼女の願いは、ただそれだけである。 彼は彼女の味方をした初めての一人であると同時に、彼女にとって唯一の【人間】なのだ。 彼によって彼女は【独り】であることの【寂しさ】を知り、【誰か】といることの【温もり】を知った。 もし、彼が彼女の前に現れなかったら、彼女はずっと生きようとしただろう。何を犠牲にしてでも生きようとしただろう。 だが彼女は味方がいることの温もりを知った。独りきりでいることの寂しさを知った。 だから彼女は決めたのだ。 自分の全てを彼に委ねる、と。 彼がいなくなれば彼女の味方はいない。独りになる。 そうなれば寂しさという名の【絶望】に、彼女は自殺するだろう。いや、『する』。確実に彼女は、どんな手を使ってでも死のうとする。 彼女にとってはもはや、独りで生きることが苦痛になるのだ。 ――同じ死なら彼に委ねたい。 そう考えた彼女は自然に、笑顔になった。生まれて初めて――皮肉にも、喜びを表す【笑う】という単語を教えてたのは、彼女を初めて犯した黒髪の男だったが――彼女は笑った。 『‥‥? あぁ‥‥わらう、って‥‥こう、するんだ‥‥』 彼女は笑い続ける。静かに、笑い続ける。 余りにも異常な彼女の笑い声は、彼が聞けば、それは『たすけて』と叫んでいるように聞こえただろう。 だがしかし、 彼はまだ、目覚めない。 ◆◆◆ 翌朝。彼女は男に呼ばれた。 覚束ない足取りで男に髪の毛を掴まれ、ある部屋の前へと連れて行かれた。 そこで彼女は置いていかれ、男だけが部屋に入る。 『おはようございます。お体の方はどうでしょうか?』 『あぁ‥‥大丈夫だ』 その部屋にいたのは彼だった。 そう思うと、無表情だった顔がたちまち崩れる。頬は火照り、目は潤い、頭上の耳はピクリピクリ、とせわしなく動いた。 もし、ここに男がいたのなら久々の感情を出した彼女を問答無用に犯していたのだろうが、ここにいるのは彼女だけ。その心配は皆無である。 『そうですか。ところで、あなた様にお見せしたい物がありまして‥‥』 『何?』 『少々お待ち下さい‥‥おい! 早く入ってこい!』 男の怒声が耳に入り、おそらく、自分のことだろうと彼女は思い、部屋に恐る恐る入った。 『君は‥‥』 『あれはウチの使用人が捕らえた貧民でして‥‥血まみれの服を着たまま徘徊していたのを偶然、見つけたのです。 いやー運がよいのは日頃の行いの賜物でしょうかねぇ! はっはっはっ!』 『‥‥!』 男はどうやら、責任逃れをするだけではなく、あわよくば褒美を貰おうとしているのだ。 何て図々しい奴なんだと、彼女は憤りを感じるが、ここで何を言っても後で【お仕置き】されるのは目に見えていたので、彼女は何も言わなかった。 『そうか‥‥』 『そうです! 私があなた様の代わりに罰を入れてもよろしかったのですが、それではあなた様の気が晴れないと思いまして‥‥。 どうでしょうか? いっそのこと、この女は見せしめの為に首を落として‥‥』 『いや、その必要はない。‥‥少し、彼女と二人にしてくれ』 『は? はぁ‥‥ですが、『一つ、言っておこう』 『え?』 彼はゆっくりと呼吸し、目を閉じ、溜め息を吐いた。そして―― 『 出 て い け 』 ――威厳。齢わずか十二である彼の眼光は鋭く、声の一言一言が鉛のように重く、聞こえただけの彼女でさえ、まるで蛇に睨まれたカエルのように身体が麻痺した。 『はっ、はいぃ! いい今出て行きますっ!』 一体、男にはどのように聞こえたのだろうか。男は見て分かるほどに冷や汗をかき、あたふたと急いで出て行った。 『こっちに来てくれ』 男が出て行って暫く。彼は口を開いた。 ――さっきの声は一体何なのだろうか。 そう、疑問が残るほどの優しい声で彼は言う。 『‥‥』 『聞こえているんだろう? こっちに来てくれ』 彼女は動かなかった。 その様子に再度彼は話しかける。 『別に君に危害を加えるつもりはない。話がしたいだけなんだ』 そんな次元の話では無いのだ。彼は名実共に、天の人である。(実際、彼女自身にとって別な意味で天の人なのだ) 無論、彼女は断った。 『‥‥だめ、です』 『言っとくがな、身分とかそんなのは関係ない』 本当は彼の側へ行きたいし、彼と話したい。 しかし、そもそも彼は貴族で彼女は奴隷で、しかも彼女は彼を刺した張本人。 彼の下へなど行けるはずがなかった。 『‥‥そうか。なら、動かなくていい』 『はい‥‥』 彼女は肯定しながら、残念そうに俯き、耳を垂れる。 彼女自身、その態度が無礼なのは分かっていたが、いくら頭で分かっていても、こればかりはどうしようもなかった。 その彼女の姿を見て、何を思ったのか(あるいは最初からそうするつもりだったかもしれない)。 彼はまだ痛む腹を右手で抑え、着物を整えると、 『君は、な』 ベッドから出て、彼女へと歩いていった。 『え‥‥? !?』 彼の発言に最初、理解出来なかった彼女の目に映ったのはあの時――彼と初めて出会った時よりも、はっきりと分かる彼の姿。 分かるや否や、彼女は後ずさろうとした。が、 『おい、動 く な よ ? 鬼ごっこは好きじゃないんだ』 やや強い口調の彼の言葉に彼女はまた麻痺した。 彼の不思議な喋り方もあるのだろう。だがそれよりももっと根本的な理由があった。 彼女はルシェ族である。 獣の因子を残したまま人へと進化したルシェ族は、その名残からか、より強い者へと惹かれる傾向がある。 彼女も例外ではなかった。 だが、彼女の頭の中では最も弱いのは自分であると定義していたが、最も強いのが誰なのかはまだ分からなかった。 男は強いか。という問いに関しては答えは『ノー』である。 それは威厳ある行動が――強者故の威風堂々たる姿が見られなかったからだ。 弱者を虐げるしか出来ない小者だというのは幼き彼女でも理解できた。 しかし、彼はどうだろうか。まだ幼さのある顔に未発達の身体。 なのに確たる自信に満ち溢れ、威張るのでもなく、諂うのでもなく、悠々自適に不自然にならずに胸を張って歩くその姿。 それはまるで王のよう。彼女の本能はそれを感知した。 故に彼女はもう逃げられない。 彼女の脳が、心が、足が、指の先に至るまでの身体全てが、彼の言葉によって支配された。 その間に彼は彼女の目の前にいた。 『さて、まず言って欲しいことがある』 『あ‥‥?』 彼は問いかける。 『君は、俺に何をしたっけ?』 『! ご、ごめんなさいっ! あわわたし、あの、その‥‥! な、なんでもします! なんでもしますから!』 何と自分は無礼なのだろうか。彼を傷つけ、あまつさえ殺す一歩手前だというのに謝罪もせず、あまつさえ呆けていたとは。 『ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!』 彼女は自分の愚かさを酷く恨んだ。 『ん。よし、いい子だ』 しかし、それでも彼は彼女を笑って許す。 それがまた一層、彼女にとっては魅力的に見えた。 『さて‥‥少し、お願いがある』 『おねがい‥‥?』 彼は彼女の手を引き、ベッドへと腰掛けるよう促した。 『今から君に質問する。『はい』か『いいえ』で答えてくれ。答えたくないならそれでもいい。いいか?』 これから何を聞かれるのか彼女は不安だった――もしかしたら男との情事を気いてくるかもしれない――だが、彼女は彼の頼みならいくらでも聞きたいし、応えたい。 『‥‥はい』 彼女はゆっくりと首を縦に振った。 ◆◆◆ 『お、お話はすみました、かな‥‥?』 部屋から出てきた、二人の姿を見て、薄ら笑いを浮かべた男が近付いてくる。 『えぇ、話もすみましたし、これ以上お世話になるのもご迷惑になるでしょうから、そろそろ家に戻ろうかと思います。誠にありがとうございました』 『そ、そうですか。ご遠慮なさらずにゆっくりしても構いませんが』 先程とは打って変わった彼の態度に少々違和感を感じた男だったが、特に疑問に思うことなく会話する。 『ところで、少しお尋ねしたいのことがあるのですが‥‥』 『? 何ですかな』 『彼女‥‥確か、貧民街の者なんですよね?』 彼の質問に男はドキリとした。 ――よもやこのガキ、『ホントはあなたのでしょ』とか言うんじゃ‥‥!? そう考え、男は先の問いに対して肯定する。 『そ、そうですが‥‥』 『あぁ、なら良かった』 『良かった?』 彼の言うことに疑問が浮かぶ。 何が『良かった』のか。まさかアイツを殺しても足がつかないからとかか。 男は訳が分からない。そして、彼の言葉に男は一緒、時が止まった。 『えぇ、貧民街の者というなら私が雇っても何の問題も無いな、ということで良かったと言ったのです』 『!?』 男は驚愕する。彼女を雇う。つまり自分を刺した相手を自分の家に招き入れるというのだ。常軌を脱した彼の言葉に男は反論した。 『や、雇う!? いや、だって、その、アイツは貴方様を‥‥』 『アイツ? まるで前々から知っていたような物言いですね』 彼の言葉に男は冷や汗をかいた。 『い、いいいいえ! そんな奴知りません! それよりアイツ‥‥いえ! あのルシェを雇う何て危険です! 貴方様を殺そうとしたガキですよ!?』 『えぇ、刺されました。で、それが何か?』 『○★△■!?』 彼は平然として言った。それを聞いた男は何を言っているのか分からない声を出す。 彼は続けて言う。 『彼女を狂気に駆り立てたのは環境です。よほど荒んだ日々を送っていたのでしょう。 私個人としてはその環境に追いやった人物を見つけ次第、さらし首にしてやりたいところです』 男はゾッとした。彼はまだ子供とは言え、彼の立場は自分より上なのだ。 つまり、彼が男を無礼者と言えば、ホントにさらし首になりかねない。 怯えた男は同意の言葉を発する。 『そそそそうですねぇ~! 全くもってけしからん!』 『そうです。と、言うことでより良い環境で育む為、私が使用人として雇おうと思いまして』 その言葉に男は焦る。高い金を出して買った奴隷を一文の金も貰わずに手放すなんてそんな馬鹿な話があってたまるものではない。 『いやはや、確かに貴方様の心構えはご立派。ですが、凶暴なルシェを貴方様と一緒にして怪我でもなされたら危のうございます。 どうか私めにお任せを‥‥』 男の提案に彼は当然のように反論する。 『いや、これも教育だ。何より私は彼女ともう約束した』 『ですがルシェなぞ当てには‥‥』 男のしつこさにいい加減ウンザリした彼はため息をつき、言葉を紡いだ。 『伯爵殿』 『な、何ですかな?』 『私が彼女を雇うのが、そんなに気に食わないか? なぁ、 伯 爵 殿 ?』 空気が変わる。 瞬間、男はガタガタと震えだした。 『ひっ‥‥! あぁああ‥‥!』 『そもそも私に意見を言ったのか? 成金上がりの伯爵風情が、私に? 公爵家の私に意見を申し立てるのか? なぁ、ど う な ん だ ?』 男は震えたまま動けない。 『い、いぃえ、そそれは、そ、その‥‥』 『言い訳の前にする事があるだろう? なぁ?』 『! ‥‥も、申し訳ありません!』 彼の後ろにいた彼女は信じられなかった。 あんなに自分に対して横暴な男が、彼の前ではまるで奴隷のような振る舞いなのである。 『では、私はこれで‥‥世話になった』 彼は彼女を呼び寄せ、屋敷を出た。 『クソ‥‥クソったれがぁ! あんなガキがッ! 図に乗りやがって‥‥皇帝になるのは俺だ‥‥! 俺のはずだ! あんなガキ‥‥あんなガキ如きぃいいい!』 喚く男の声に怯える人間はもういない。男の憎しみを受ける人間はもういない。 ただ男のやり場のない憎しみの声が、屋敷に響きわたるだけであった。 ◇◇◇ 「私は‥‥彼に助けられ、仕え、生きてきました」 彼女の話は、全てを語ったわけではない。もっと酷いことや辛いこと、それこそ、地獄のような日々を彼女は過ごしてきた。 だからこそ、彼女は全てを語れない。もし言ったら、彼女はその苦痛を思い出しては泣き出し、また彼らに迷惑をかけると思ったからだ。 彼女は冒険者ではない。 ただの店員で、心も身体も鍛えてない弱者だ。 悪夢に怯える一人の少女だ。 それを分かっている彼らは何も言わずに、ただ彼女の話を聞く。しかし、 「‥‥今、話せるのは‥‥ここまでです」 彼女はここで話を止める。 彼らはどよめいた。ここまで話して、今更何を隠そうというのか。 彼らの内、一人が何故と問いかける。 助けられた後どうなったか。彼と何故別れたのか。何故彼は彼女を知らなかったのか。 様々な疑問と不満が残る彼らに彼女は答えた。 「すいません‥‥本当は話すべきでしょうけど‥‥話すわけにはいきません」 彼女は続ける。 「ただ‥‥これだけは言えます。 喋れないのは私の保身のためです。 言いたくないのは私が臆病だからです。 そして、何より私には――拭いきれない『罪』が、あるからです‥‥」 静寂が一瞬生じた。 「これは‥‥彼も知りません」 だから許して下さいと言わんばかりに、彼女は押し黙った。 彼らは仕方がないと思ったのか、自分の寝床へと戻っていく。 「‥‥ごめんなさい」 彼女は一人、呟く。それは形だけの謝罪だった。 彼女は臆病者である。彼に拒絶されるのを何よりも怖がった。 彼女は卑怯者である。自分が傷つくのを恐れ、何かを盾にしてきた。 彼女は無力である。どんなに彼女が頑張ろうが、不可能なモノは不可能だった。 そして、彼女はルシェである。それを口実に彼に怯え、諂い、逃げてきた。 彼女はそんな自分を理解してたから余計に自分が嫌いだった。 ここまで状況が悪化しているのに自分の保身の為に信用してくれた彼らから隠し事をしている。 「(分かってる‥‥けど‥‥けど‥‥)」 それが最低な行為だと分かっていたが、彼女は喋るわけにはいかない。何故なら、彼女の罪とは――。 ◇◇◇ ――【彼】は、そこにいた。ただ何かを探していた。 ナイ。 ナイ。 ドコニアル。 【アレ】ハドコニアル。 ナイ。 ドコニモナイ。 【アレ】ハ、タイセツナモノダ。 カノジョニヨクニタ、アノコカラモラッタ、タイセツナ―― 「ナンダ‥‥?」 【アレ】トハナンダ? ワカラナイ。 ワタシハ、ナニヲスレバヨカッタノカ。 ワカラナイ。 「シネ‥‥シネ、シネェエエエ!」 「!」 ――血にまみれた男が一人、そこにいた。男は何かを悩んでいた。 コロシタ。マタコロシタ。コンナンジャ、カノジョニキラワレル。キタナイト、カノジョニキラワレル。 カノジョノタメニ、ワタシハスベテヲステタノニ。カノジョニキラワレタラ、シヌシカナイ。 コロサナイト。ミタヤツゼンブ、コロサナイト。 「ミタナ‥‥?」 コロス。ミタヤツゼンブコロス。 「ワタシヲ、ミタナ‥‥?」 コロセ。コロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセッ! 「コロス。コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスッ!」 ――鬼神が一体、そこに生まれた。人の影は、今はもうない。 ◇◇◇
https://w.atwiki.jp/7d2020-2/pages/95.html
CHAPTER4 クリティカルポイント ※このページはまだ書きかけです。 CHAPTER4 クリティカルポイント攻略チャート1.国会議事堂 2.首都高 11号線 国分寺 灼熱砂房 大砂漠 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場前~工場入り口 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場1 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場1裏 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場2 国分寺 灼熱砂房 機械竜製造所 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場3 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場4 国分寺 灼熱砂房 ブレインルーム CHAPTER4 クエスト他ロックなチューンを求む! ムラクモ13班への質疑応答 歌声の主を探して! 広報活動にご協力ください! 攻略チャート 1.国会議事堂 改修案が増えています。 改修案 報酬 必要条件 必要Dz 武装拡張案 LV5 新製品が追加される LV4を改修済 18Dz スキル開発案 LV2 習得できるスキルが増える LV1を改修済 6Dz ターミナル機能強化案 『CHANGE』の開放 10Dz 『DIVAルーム』改修案 DIVAモード開放 初音ミクの救出 8Dz 『研究区LV3』改修案 バーンズカット LV2を改修済 10Dz 『SKY居住区』改修案 アルゴスメダル SKYとの合流 7Dz スキル開発案LV2は習得できるスキルが大幅に増える上、リアクトスキルも増えるので縛りプレイをするのでなければ真っ先に採択することをおすすめします。 また、ターミナル機能強化案を採択するとターミナルのMANAGEから『CHANGE』が選べるようになります。 キャラクターのステータス、装備をそのままに外見・ボイス・名前を変更できるようになる機能です。 消費Dzが10とやや重いので、外見やボイスを変更することに必要性を感じないのであれば後回しでいいと思います。 準備を済ませたら研究区、左側の部屋へ。 首都高/11号線へ行けるようになります。 2.首都高 11号線 入ってすぐのマップ、車の陰に救助者がいます。 救助 帰りを待つ女性 少し進むとイベント。選択肢はどちらを選んでも変化はありません。 選択肢 結果 その女の子は…? ストーリーが進行する 兵器はどこだ! ストーリーが進行する イズミ、アサルト兵、投擲兵と戦闘。 全員全体ダメージのスキルを使ってくるので、防御力の低いメンバーのLFに注意しましょう。 また、イズミのヒープアップで敵全体に次回攻撃のダメージが上がる効果が付くので必要であれば防御を。 全ての攻撃が回避可能なのでドライアイス、回避率アップ装備が有効です。 議事堂へ帰還後、研究区右の部屋へ。 会話中何度か選択肢があります。 選択肢 結果 なぜそんなものを? ストーリーが進行する この耳はいったい… ストーリーが進行する 選択肢 結果 キリノに同感だ ストーリーが進行する 真竜を倒すためなら… ストーリーが進行する 選択肢 結果 混乱するのも無理はない ストーリーが進行する 自分も納得してはいない ストーリーが進行する 選択肢 結果 分かった、まかせろ! ストーリーが進行する …大人になったな ストーリーが進行する 部屋へ戻って休みましょう。 選択肢 結果 エメルの行動は間違ってない ストーリーが進行する エメルは十分人間らしいよ ストーリーが進行する 外見、ルシェが開放されます。 システムデータをセーブすると、新規で始めた時からルシェの外見を選択できるようになります。 今すぐ、即戦力として使いたいのであればターミナル強化案を採択しましょう。能力をそのままに外見・ボイス・名前を変更することが出来ます。 起きるとエメルからお弁当が届いています。 エメルからの弁当 ひのまる弁当 1個 ムラクモ本部へ向かいましょう。 国分寺/灼熱砂房へいけるようになります。 ワジがストナルを売るようになっているので9個程買ってから国分寺へ。 国分寺 灼熱砂房 大砂漠 マップの踏破状況はリセットされています。 入ってすぐのところにスズキ隊員がいるので話しかけましょう。 サポートスキル『キラーズアトラクト』を教えてくれ、ついでにストナル3個ももらえます。 渋谷と違い、国分寺は宝箱の再配置はありません。(放置による中身変化は未検証) キラーズアトラクト習得時の会話通り、ここのシンボルドラゴンは乱入させないと戦えない。 徘徊タイプのドラゴストナータは単体・全体石化攻撃を持っており、ストーンガードが無いとストーンブレスで一発全滅もあり得る。武装Lv5でないなら後回しに。 スカーヴァイパーとドラゴフォルバルはどちらか判別が付かないが、フォルバルの方は盲目付き全体ブレス持ちなので固定タイプを誘き出す際はブラインドカット・ガード装備で。 潜伏固定タイプ スカーヴァイパー 北西シンボル 潜伏徘徊タイプ ドラゴストナータ 西側中央シンボル 潜伏固定タイプ ドラゴフォルバル 南西シンボル 潜伏徘徊タイプ ドラゴストナータ 中央シンボル 潜伏固定タイプ ドラゴフォルバル 南東シンボル 潜伏徘徊タイプ ドラゴストナータ 西側シンボル 潜伏固定タイプ スカーヴァイパー 北東シンボル 救助 シバタ隊員 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場前~工場入り口 少し進むとイベント。マシーナルドラグと戦闘になります。 お馴染み開幕ブレスタイプ。ハッカーが居ればファイアカットLv1でかなりダメージが減る。 デストロイヤーが居るなら前作同様1T吹→2、3T牙、4T吹のパターンが通用。 救助 投げやりな女 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場1 ファントムの呪いの注意。サムライやデストロイヤーなど火力の高いキャラだとかなりの反射ダメージを喰らう。 ルートはどちらでも最終的に合流する。前作13班ルートだとドラグメガアース、SKYルートだとマシーナルドラグ2体。 ドラグメガアースは雷玉以外全て牙攻撃なので牙折持ちデストロイヤーが居れば楽。 ただし力溜め→次ターンおどり食いコンボは対象がランダムなので注意。 セーブポイントの先でSECT11と戦闘になるのでブラインドカット、ガードを装備しておく。 徘徊タイプ マシーナルドラグ 徘徊タイプ マシーナルドラグ 壁タイプ ドラグメガアース 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場1裏 フライドラゴニカは単体石化、全体睡眠持ち。 徘徊タイプ フライドラゴニカ 徘徊タイプ フライドラゴニカ 徘徊タイプ フライドラゴニカ 救助 キツい作業員 宝箱 食材セット 3個 宝箱 ヒールエアロIV 3個 宝箱 ボディアーマー 1個 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場2 帰還ポイント有り。 右ルートが正解だが左ルートにドラゴン2体+救助者2名 マテリアルドラグは1Tにヘドロブレス+通常、2T/4Tにファイアブレス+通常、3Tに通常*2、5T目からループ HP50%以下で通常+ローリングテンション割り込み、防御力が大きく上がる。 火傷付きだと与ダメが物凄く落ちるので、火力役にはバーンガードを装備させる等対策が必要。 左上の宝箱とドラグメガアース二体は別のエリアから。 エレベーター傍のドラグメガアースを倒しておくと帰還ポイントへすぐ戻れる。 徘徊タイプ マテリアルドラグ 徘徊タイプ マテリアルドラグ 壁タイプ ドラグメガアース 壁タイプ ドラグメガアース 壁タイプ ドラグメガアース 壁タイプ ドラグメガアース 救助 補給部隊員 救助 笑い飛ばす男 左ルート 救助 冷静な青年 宝箱 ナノホープ 2個 宝箱 ヒールエアロ 5個 宝箱 SPアップ200 1個 宝箱 ストーンガード 1個 国分寺 灼熱砂房 機械竜製造所 マシーナルドラグが2体ずつ近距離で徘徊している。タフなうえ距離が近いため、まず乱入される。 背後を取って先手でリアクト等補助スキルを仕込んで、回復はアイテムも使う。 ブレスが連続で来るため火傷対策必須。ハッカーでファイアブレイクを使えるようにしておくとかなり楽。 PTスキルのSPボーナス付きで撃破すると430程貰えるので使っておこう。 徘徊タイプ マシーナルドラグ 徘徊タイプ マシーナルドラグ 徘徊タイプ マシーナルドラグ 徘徊タイプ マシーナルドラグ 宝箱 ヒールエアロIV 3個 宝箱 ドラゴン幼体 1個 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場3 今度はマテリアルドラグ。距離の近い2体と遠い2体がぐるぐる回っている。 3体が縦に並んだ辺りでキラーズアトラクトから乱入させるとSPボーナスで430程貰える。 ハシゴを登ってセーブポイントの左下にあるハシゴから工場2の左上部分へ行ける セーブポイントの先でSECT11と戦闘、盲目対策が必要。 3T目に全員生きているとSECTフォーメーションが飛んで来る。フレッドのHPが1番低いので集中して倒そう。 徘徊タイプ マテリアルドラグ 徘徊タイプ マテリアルドラグ 徘徊タイプ マテリアルドラグ 徘徊タイプ マテリアルドラグ 徘徊タイプ フライドラゴニカ 徘徊タイプ フライドラゴニカ 宝箱 SPアップ200 1個 国分寺 灼熱砂房 国分寺工場4 セーブポイントあり 救助 熱心な研究員 国分寺 灼熱砂房 ブレインルーム 進むと会話後トリニトロ戦、弱点は空と氷。 通常攻撃は牙と遠距離が半々くらいで飛んで来る。 4行動目(麻痺・マッドストライフ等がなければ2T毎)に必ずフレイムベーン使用 3T毎に必ずテイルブレード使用。麻痺やマッドストライフでズレようが必ず使う。 ズレなければ6nT目は両方飛んでくる。 LF50%を切ると高速再生&ヒートチャージを合図にパターンが変化。 A 通常攻撃(近距離牙属性、遠距離属性の2つのうちどちらかをランダム) B パターンAまたはCまたはDが3回行動済み、かつ使用可能ターンの1行動目であればフレイムベーン C 8ターンごとに高速再生(ターンごとに自動回復70) D 5ターン目にテイルブレード、以降3ターンごとにターン1行動目に使用 E 5ターンごとにヒートチャージ→ヒートブレス(全体火属性魔法大ダメージ、ブレス属性火傷付与) F LF30%以下で体内フレア(物理魔法攻撃&防御上昇、1回のみ) 優先度はF E D C B A。 B条件ががややこしい。とりあえず前半と違って、テイルブレード、ヒートブレスとは同ターンに飛んでこなくなる。 1度だけ敵LFが赤ゲージになった時に強化の体内フレアが入るのでその時だけ気を付ける。 最悪パターンだとチャージ→体内フレア→ヒートブレスとなる。 前作Wikiのコピペだが行動が全く一緒。 ヒートブレスの威力が上がっているのかヒートチャージの上昇率が上がっているのかは不明だが、ヒートブレスが即死級の威力。 ガードしない場合、ファイアブレイクやDEFフォーム付きでもHPが減っていると余裕で死ねる。 勝利後、会話イベントと移動を挟んで再度ボス戦。盲目耐性をつけておく。 事前のイベント台無しだが普通に帰れるので一旦帰って寝るとボーナス付きで戦える 2nT目のヒートアップ付きショウジの通常攻撃、3nT目のヒートアップ付きイズミのSECTコンビネーションをどう凌ぐかが問題。 2T目の攻撃は単体へ200前後、3T目は全体に100前後喰らうため、イズミorショウジの攻撃も含めると、ハッカーorアイドルが居ない場合かなりキツイ。 回避可能なので盲目にするかラッキーゲイン、ドライアイス等で回避にかけるか、イズミを速攻で倒す。 イズミを先に倒すとショウジが怒りの咆哮でATKを上げて二回行動するようになる。全体攻撃やランダム攻撃が混ざり始めるので割りとキツイ。 ショウジを先に倒すとイズミの防御力が下がる。HPもショウジよりかなり低いので撃破は早い。 前半楽するか後半楽するかの二択。 勝利後、議事堂へ戻り研究室でイベント。 マイルームで寝ると幕間2へ 幕間2へ CHAPTER4 クエスト他 クエストが新規に追加されるタイミングはチャプター4開始(ルシェの外見追加後あたり)後からです。 SKY居住区改修でバザー品が増えることはありません。 クエスト名 依頼者 報酬 発生条件 ロックなチューンを求む! SKY イノ SPアップ100タフネスメダル SKY居住区改修居住区B改修(未検証)居住区C改修(未検証) ムラクモ13班への質疑応答 議員 フジタ議員 SPボーナスSPアップ200 『ムラクモ機関への質疑応答』クリア 歌声の主を探して! SKY アキラ SPアップ100ヒールエアロIV×3 SKY居住区改修Chapter4までの難民をすべて救助 広報活動にご協力ください! ムラクモ シズカ 5000AzSPアップ300×2 なし ロックなチューンを求む! クエストオフィスで告知を見た SKY居住区にいるイノから話を聞こう2回話しかけるとクエストアイテムの場所のヒントが聞けます。 イノから話を聞いた 居住区Bと居住区CでコンポとCDを探してイノに渡そう居住区Bマニックスの店長からコンポ、居住区Cの商売上手な女からCDをもらいましょう。会話中選択肢があります。どちらを選んでも会話変化のみです。 イノにCDとコンポを渡すとイベント。イベント後選択肢があります。 選択肢 結果 高すぎる! クエストが進行する それじゃあひとつ・・・ クエストが進行する 選択肢 結果 それもそうかもな・・・ クエストが進行する 生まれるころには平和だよ クエストが進行する ムラクモ13班への質疑応答 クエストオフィスで告知を見た 議員宿舎にいるフジタ議員から話を聞こう議員宿舎 右側の部屋、右奥にいます。話しかけるとイベント開始。イベント中何度か選択肢がでてきます。 選択肢 結果 そんなこと言われても… クエストが進行する 竜を倒すにはお金がかかるんだ クエストが進行する 選択肢 結果 皆のために戦ってるのに! クエストが進行する 政治にはノータッチだ クエストが進行する 議員の娘が誘拐された!?地下道に救助に向かおう自動で東京地下道へ移動しますが、議事堂へ戻ることも出来ます。 横洞エリアXを右手沿いに進んでいきましょう。リトルドラグと戦闘になります。倒したらイベント。 選択肢 結果 あれ、そこの青年は? クエストが進行する もしかして、誘拐犯って… クエストが進行する 選択肢 結果 気持ちはありがたい クエストが進行する こういうやり方は感心しないな クエストが進行する 議員の娘を救出した 報酬をもらってクエスト完了だ!イベント後自動で議事堂へ帰還し、報酬の受け取りと救助者のカウントがされます。 救助 ユリカ 救助 ジュンヤ 歌声の主を探して! クエストオフィスで告知を見た SKY居住区にいるアキラから話を聞こう改修報酬をもらっていないと先にそちらの会話が発生します。その場合はもう一度話しかけましょう。 アキラから話を聞いた 渋谷で歌う女の子を探そう渋谷 道玄下路地から入り、地下道を通り宮下路地北へ。東の通路から宮下通り北へ行きましょう。 タワードラくんと戦闘になります。特殊技の威力は軒並み低いものの、毒を食らったときのスリップが73と凶悪な上、猛毒の尻尾で重症化(スリップ量二倍)させてきます。毒対策さえしてしまえばちょっと通常の威力が高いだけのドラゴンと化すので、ベノムカットやベノムガードを装備していくことをおすすめします。 救助 初音ミク 歌う女の子を救助した アキラに報告しよう報告し、報酬を受け取った後自動でキートリガー『初音ミク救出』を達成します。 広報活動にご協力ください! クエストオフィスで告知を見た エントランスにいるシズカから話を聞こう シズカから話を聞いた 議事堂で任務中のナビとミヤ渋谷で任務中の起動班に取材してシズカに取材データを渡そうムラクモ本部 右奥にいるナビ達に近づくとイベント。会話中選択肢があります。 議員宿舎 左上にいるミヤに話すとイベント。インタビューの選択肢は好きなものを選んでしまいましょう。 渋谷 宮下公園前から入り、宮下通りへ。少し進んだところに機動班のメンバーがいるので近づきましょう。ウルヴァリンと戦闘になります。勝利後イベント、選択肢。 ムラクモ本部 ナビ 選択肢 結果 自分なら嬉しいな クエストが進行する 世の中にはいろんな人がいる… クエストが進行する 議員宿舎 ミヤ 選択肢 結果 ムラクモに入ったきっかけは? クエストが進行する ごまかしなしで、年齢は? クエストが進行する 選択肢 結果 なぜ建築班に? クエストが進行する なぜそんなにクールなの? クエストが進行する 選択肢 結果 仕事のやりがいを教えて! クエストが進行する 好きなタイプを教えて! クエストが進行する 渋谷 機動班メンバー 選択肢 結果 3人でよーく考えろ! クエストが進行する しっかり記事にさせてもらう クエストが進行する 議事堂エントランス シズカ 選択肢 結果 ムラクモは謎の組織のままでいい クエストが進行する そのうち理解も深まるよ クエストが進行する シズカに取材データを渡した 報酬をもらってクエスト完了だ!マイルームに戻ると、シズカ、ミヤからお弁当が届いています。ミヤのラウンジ呼び出しフラグも一緒に取得できますが、改修案出現時期の関係で現時点ではアドレス等をもらうことができません。 シズカからの弁当 幕の内弁当 1個 ミヤからの弁当 特上弁当 1個
https://w.atwiki.jp/dh_mixi/pages/84.html
ドラゴン サニードラゴン スワンプドラゴン デザートドラゴン フォレスドラゴン